o/y: 悪い癖 ページ17
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楽屋 マネージャーの手違いで早く着いてしまった
マルと俺
「 あ、亮ちゃん この映画面白かったよ 」
「 どれ？」
雑誌を広げて俺に見せてくるマルは 半年前から俺の恋人
へえ、映画なんて珍しい 誰と見たのかは
もう聞けなかった
「 そ、いえばさあ …… 」
この前安と買い物に行った話をしながら
チラリとマルの表情を盗み見る 。 …… 変わらない
嫉妬なんてしてくれない 何も言わずに笑って
「 うん …… そう、そやねん 」
「 ふふ どうしたん亮ちゃん。ご機嫌斜め？」
「 …… うん 」
「 ふ、…… かわいいね 」
落とされる甘いキスも 軽すぎてもはや鳥の羽みたいで
バレたら困るから、なんてよくもまあ都合の良い嘘を見付けたものだ
楽屋の扉が無造作に開けられる。そこに立つのは マスクを付けて俺達なんて目もくれず入ってくる
丸山「 しぶやんおはよー 」
渋谷「 …… おはよ、まる。亮。」
にこりと細くなる瞳があざとくて、しっかりと俺を見据えるその瞳が
恨めしい
渋谷「 まる、お前なんやねんこれ。勝手に人のカバン中に変なもんいれんな 中学生か 」
楽屋に置かれた小さなテーブルに すばるくんがモノを軽く投げつける
それは、よく見覚えのある、0.2mmのコ ンドーム。
丸山「 え、あ、…… バレた？(笑)」
渋谷「 キショすぎ。人が映画見てる最中に入れるとか確信犯やろお前 」
ああ、なんだそういうことか
マルはもうちっとも俺のことなんか見てはくれない
いらないんだよ 嘘の愛なんか
渋谷「 便所いってくるー 」
もう終わりだ 俺達も、俺も、未来も。
「 …… マル 」
丸山「 …… ん？」
「 俺の事好き？」
要らない 行き場の無い愛なんか
丸山「 好きだよ 」
うるさいんだよ
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ぺぺ(プロフ) - コメント失礼します！oreoさんの甘くてすこしほの暗い感じの雰囲気がだいすきです:)よろしければ橙黒をおねがいします。 (2019年2月9日 0時) (
レス) id: 3badf47f8d (このIDを非表示/違反報告)
Kちゃん(プロフ) - アーセナル攻めでエース受けで長編お願いします (2017年3月31日 2時) (レス) id: d53f1e00f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oreo | 作成日時：2017年3月8日 22時
