d/p: わるいまじょ ページ13
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俺とヨコは中学の時に出会い、思えば俺はその頃からヨコの事が好きだった
依存していた
高校に入って、二年の時にヨコのクラスに転入して来たすばるは
取っ付き難い雰囲気を纏っていて、ヨコはそれにえらく興味を持った。
面倒事に巻き込まれたく無い俺は、辞めておけと言ったのに
すばるの本性はツンデレの塊で、全てがあざとく見える。
ヨコは単純だから すぐにすばるを気に入った
『 ほんっまヨコもすばるもどうしようもないアホやな 』
『 無理アカン、眠過ぎて何も考えられへんわ 』
『 昨日五時まで二人でゲームしててん、なーヨコ 』
いつしか俺達は三人でいることが多くなり
俺はまるで二人の保護者かのようになっていた 。それとも仲人か 。
仲が良すぎて夫婦と言われた俺たちはもういない 何なら今ではすばるの方が、ヨコの彼女なんじゃないかとからかわれるほど。
なあヨコ、俺は今でもお前が
「 …… な、 ひな！」
「 っえ、なに ヨコ 」
「 何とちゃうわ。呼び出しといて何ボーッとしてんの 」
高校を卒業して俺は地元を離れ、それから二人とは疎遠になって 風の噂で二人が本当に付き合っていると聞いた。
だから今こうして会うのは、ざっと五年ぶりか それとももっと長かっただろうか
「 もうほんまにー、仕事の事？」
仕事と俺どっちが大事なん！とかプンプンしてるヨコが相変わらず可愛くて 思わず笑ったら
「 …… あ、やっと笑った 」
「 ひーな 何事もあんまり思い詰めたらアカンで？」
こういう所だ 、コイツは
他にオトコがオンナが居ようが 平気でこんな事を言ってくる
ずるいんだよ 、おまえは
「 …… なあ、ヨコ 」
「 ん？」
″すばると付き合ってんの？″
ヨコが 、キラキラの幸せに満ち溢れた顔で笑った
俺にはお前しか居らんよ、って 嘘でもいいから言って欲しかった
俺には何も出来ない 喜ぶことも祝福することも
だって俺は いつも脇役で、いつだって主役になりたかったから
ヨコの物語に 、俺はいない 。いなくてもいい存在なんだ
「 …… え、え、どうしたん？…… 何で泣いて 」
「 ッ、…… 何もない 」
ごめんヨコ 、俺はずるい 。 例えるなら俺はきっと 、お前の物語をぶち壊そうとする魔女だ 。
「 …… 好きや 」
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ぺぺ(プロフ) - コメント失礼します！oreoさんの甘くてすこしほの暗い感じの雰囲気がだいすきです:)よろしければ橙黒をおねがいします。 (2019年2月9日 0時) (
レス) id: 3badf47f8d (このIDを非表示/違反報告)
Kちゃん(プロフ) - アーセナル攻めでエース受けで長編お願いします (2017年3月31日 2時) (レス) id: d53f1e00f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oreo | 作成日時：2017年3月8日 22時
