g/o: 自覚症状 ページ1
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大倉とそういう関係になって、もう数ヶ月。
渋やんがおふざけで言ったメンバー内恋愛禁止がいつもいつも頭をよぎって、そうじゃなくてもこんな事が世の中に知れたら大事。
ファンの子ももちろん、事務所だって何て言うか。
だから早くこんな関係やめなあかんって、気付いてるのに。
「 お疲れ〜 」
「 残すはあと1公演だけやな 」
「 名残惜しいなあ 」
ライブを終えて、シャワーに行く組と楽屋に戻る組に自然に別れる。
いつも通り俺は裕ちんと渋やんの後に続いてシャワーに向かう。そうしようとした瞬間。
「 丸〜、ちょっと来てー 」
聞き慣れた声。振り返るとそこにいるのはにこやかに笑う大倉で、前にいる2人は気にすることなくどんどんシャワー室に歩いていく。
慌てる俺、近付いてくる大倉、離れていく2人。
目の前まで来た大倉は俺の手首を掴んで、楽屋の斜め前にある広い衣装部屋に連れていく。
「 な、なあ大倉……もうやめようや…… 」
絶対に聞こえているはずなのに、何も言ってくれない大倉は衣装部屋に入って更に奥へと進んでいく。
積み重なった服と、小さいクローゼットみたいな箱に囲まれて、入口の扉が見えなくなる。それは向こうからも俺達が見えないということを表していて。
「 今日の丸ちゃん、めっちゃえろくてライブ中やのに興奮しちゃったわ 」
「 そ、んなことないって…… 」
「 ホンマやって。ほら、あん時とかさー… 」
俺の斜め上見上げてちょっと考える素振り見せたかと思ったら、“ま、ええわ”って片方の口角だけ上げて笑う。
息をする間も無く乱暴にキスされて、気付いたら俺の腕は大倉に固定されてた。逃げ場も無く何度も角度変えてキス落とされて、終いには鎖骨のちょっと下の方に印まで付けられてまう。
「 もう丸ちゃん、更に汗かいてるやんかあ〜 」
「 ほら、はよシャワー浴びてき 」
ゆるく固定された腕を振り払わなかった俺が悪いのか、それとも大倉が悪いのか。
「 ……わかった 」
「 あ、丸ちゃん。家で待ってるから 」
そう言われてのこのこ家まで行ってしまう俺が悪いのか、それとも。
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ぺぺ(プロフ) - コメント失礼します！oreoさんの甘くてすこしほの暗い感じの雰囲気がだいすきです:)よろしければ橙黒をおねがいします。 (2019年2月9日 0時) (
レス) id: 3badf47f8d (このIDを非表示/違反報告)
Kちゃん(プロフ) - アーセナル攻めでエース受けで長編お願いします (2017年3月31日 2時) (レス) id: d53f1e00f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oreo | 作成日時：2017年3月8日 22時
