オッパたちが溺愛するのは。

19 - ユンギside ページ19

あいつおっせぇなぁ〜。


カレー全部テヒョンに食べられるぞ。


なんて考えながらふらふら立ち上がる。



あ、別にあいつのこと心配して探しに行くとか無いから。トイレに行くだけだから。


(と言いつつちゃんとトイレとは逆方向のコンジュちゃんの部屋に向かうユンギさん)





あいつの部屋に向かおうとしてた途中、俺とテヒョンの部屋から啜り声が聞こえた。



え、テヒョン？


そう思って開けてみると







そこには俺の毛布にくるまってずびずび泣いてるコンジュ






｢ゆ、ゆん、ぎおっ、ぱぁっ…ひくっ…ぅ…｣



ユンギ｢あーはいはい。どうした。｣




まあだいたい想像はつく。




俺の布団に潜り込んで泣いてる時は95%グクとのケンカ



｢ぐぅ、がぁっ…ぅ…、っ…｣




ほらな。




ユンギ｢あいつとまたケンカしたのか｣




どーせバナナキックの取り合いとか今度のライブも出るか出ないかみたいな言い合いかと思ったら思ってたのとちょっと違くて




｢ちが、っ…ぐぅは、悪くないの…っ…｣



ユンギ｢は？｣



｢ど、しよ、…ゆんぎおっぱぁ…、わたし、グクのこと…っ好きすぎるの…かもしれないっ…｣



ユンギ｢…は？｣




かもしれないは余計なのと、まさかこの状況で惚気を聞かせられることになるとは。



ユンギ｢はいはいA、落ち着け。ちゃんと話さねーと何もできねーよ。｣



｢っ…んぅ…｣



頭ぽんぽんしてあげるとひっく、ひっく、ってやっと泣きやみ始めた



｢…ヨハさん、しってる？｣



ユンギ｢あぁ、ジョングクが仲いい人だろ？｣


そう言うとまたぶわっとAの目にたまる涙


なるほど、地雷はこれか



｢私だけ知らなかったんだ……｣



…言うなって言われたけどこんな状況だしいいよな


ユンギ｢だってあいつ秘密にしてたし。
ヨハさんと仲いいの、Aだけにはばれないようにって｣



｢え…なんで…｣





ユンギ｢…そいつは俺にもわからねぇ｣




ほんとはよく知ってるけどさ。
これはこいつらが解決すべきだよな。



｢…そっか、あ、ありがとね。ユンギオッパ｣


って言ってぎゅって抱きついてくるコンジュ



こいつはほんとにわかりやすい。



泣きそうな顔見られたくなくてやってるの、バレバレな。



これ以上俺が深く首つっこんでいいのか分かんねぇし、へーいとだけ返事をして俺はその場を去った

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