【暗殺教室】アスピラスィオン【赤羽業】 (ページ17)

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暗殺１７ページ17

過去の話になる。

私が２年生のころ。

先生たちには評判がよかったらしい。

担任の先生は、私に大いに期待していたらしい。

「お前を信用する、お前の味方だ」

それが当時担任だった先生の口癖。

そんなある日、私は階段から転落。

全治３ヶ月という大怪我だった。

辛うじて意識はあった。

真っ赤な血に染められ、遠のく意識の中見たのは…

学年上位にいた人たちだった。

何人か見たことのある顔。

病院に搬送され、意識が回復したある日、お見舞いに来てくれた先生に証言した。

「私…突き落とされて、顔も見たんです。彼らで間違いありません」

一人一人、鮮明に覚えている記憶を辿り名前を述べた。

突き落とされたと聞いて焦っていた先生の顔色が、彼らの名前を述べた瞬間…

変わった。

「お前の不注意だ、彼らが偶然そこに居合わせただけだろう」

第一声がそれ。

耳を疑った。

結局、日数が足りないためＥ組になりかけた。

最初はその分を取り返そうと必死に勉強した。

私のせいになったのは、きっと私が彼らの頭脳より劣っているから。

それなら彼らを超えて見返せば、きっと私の証言が通る。

そう思っていた。

あの会話を聞くまでは。