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姉よりも
親に愛されている自覚があった
姉がいちごミルクが飲みたいといえど
お前が飲むな、と怒るけれど
私が飲みたいといえば
ふたつ、買ってくれた
姉が食器を落とし、割ればぶたれていたのに
私が母のお気に入りの食器を落としても、私の手の心配をした
でも、それでも、
私は姉を羨ましく思う
姉がいつ帰ってこようが親は気にしないけれど
私が四時半から一分でも過ぎれば
信じられないほど怒られた
姉は心から信用している友達がいるけれど
私にはいない
姉を褒める時は性格を褒めるのに
私を褒める時は親が作った容姿だけなの
姉には嫌で仕方ない鳥籠から出してくれるお友達がいるけど
私にはいないの
“ホント”の私は誰も見てないの
私が“幸せ”に見えているの
だして
家
鳥籠からだして
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作者名：サラ | 作成日時：2023年3月17日 19時
