Sweet Boys (ページ2)

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薮「A、居残りってこと忘れてないかい？」

薮先生と居残りの約束をしたにも関わらず、普通に帰ろうとする私は薮先生に服の後ろのえりを掴まれた。

あ「はい、すみません、そうでしたっけ？」

薮「Aは勉強出来ないし、約束も忘れるおバカちゃんだねー、本当」

あ「うるさいなー、もぅ」

私は、薮先生に手を引っ張られ席に座った。

薮「さて、担任としてAの成績は責任を取らなきゃいけないからね」

あ「……はぁ」

薮「よし、わかった！これが終わったら、先生何か奢ってやる！」

あ「え、いいんですか？」

薮「ただし、これが終わったらだからな？」

あ「はい、頑張ります！」

薮「本当子供だな(笑)」

あ「し、失礼な…！」

こうして勉強をし続け約１時間…。

あ「疲れたぁー…(ｸﾞﾀｰ」

薮「もう疲れたのかお前は…ほいっ、じゃああと３０分！」

あ「えぇー…」

薮「がんばっ！ほら、眠気覚ましー(笑)」

薮先生は私のほっぺをぷにっと引っ張った。

あ「痛いでふよー…！」

私は薮先生の手をベシベシ叩いた。

薮「目ぱっちりした？」

そう言って私に顔を近づけてくる。

私は顔を少し後ろに引いた。

薮「なんで逃げんの、キスされるとか思っちゃった？」

あ「ち、違います！」

薮「意地張っちゃって…そんなとこも可愛いよね」

あ「え、先生？」

薮「はは(笑)生徒としてだよ！」

あ「はぁーーー……」

薮「勘違い野郎っ！」

と、デコピン。

あ「った…先生、こんなことしてるうちにもう３０分過ぎましたよ」

薮「あーーっ、よし、もう３０分延長！」

えーーー！？

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