♯90 「一歩。」目黒side ページ40
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『目黒side』
ツアーのバックに付いて
俺たち宇宙sixは神戸に来ていた
リハーサルが終わって
ホテルに戻って
シャワーを浴びて
ご飯を食べて
ベッドの上に寝転んで
ぼーっとする
目黒「はぁ、、」
こういう時、
"雪襠「、、電話して?、そういう時」"
Aさんの言葉が頭に浮かぶけど
スマホを手に取って
電話をかけようとして
思いとどまってしまう
目黒「忙しいかな、、
また今度に、、」
"雪襠「遠慮されると、
寂しい時もあるからね」"
目黒「、、、そっか、、」
電話のマークをタップして
耳にスマホを近づける
人に電話かけるのって
こんなに緊張したっけ、、
prrrrrr
prrrrrr
prrrrrr
prrrrrr
prrrrrr
prrrrrr....
目黒「やっぱ、忙しいかな、、」
スマホを耳から離して
切ろうとしたその時
雪襠「っもしもし!
ごめん、今家に帰り着いて
バタバタしてて、」
少し小さくAさんの声が聞こえる
雪襠「あれ、、聞こえてる?
電波悪いかな、、」
目黒「っいや!、聞こえてる、」
雪襠「お、、よかった、、」
目黒「今、帰り着いた?家」
雪襠「うん、」
目黒「おかえりなさい」
雪襠「ただいま。
目黒くんは?今家?」
目黒「いや、神戸のホテルにいる。
ツアーのバックに付いてて」
雪襠「そっかそっか、」
目黒「ごめんね、変なタイミングで
電話しちゃって、」
雪襠「全然!逆にナイスタイミングだよ!
今日は早めに帰れたし」
目黒「そっか、、、」
雪襠「、、、目黒くん?」
目黒「あ、、なんか、、。
特別何かあったってわけじゃ
ないんだけどさ、
なんとなく、、」
雪襠「なんとなく、電話してくれたんだ。
ありがとう。」
自分も仕事で大変なのに、
Aさんって
なんでこんなに人のこと気に掛けられるんだろ
目黒「、、、俺、
Aさんみたいに
強くなりたいなぁ、」
雪襠「え?」
目黒「自分のことでいっぱいで、、。
なのに、その自分のことでさえ
納得いく結果はないし、
満足いく出来でもない。
なんか、、ずっと中途半端で。」
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スヒョン(プロフ) - cocoaさん» cocoaさん、コメントありがとうございます!読んでいただき嬉しいです!!わたしも今回一気に書いてしまいましたw 更新頑張ります😎 (2023年3月16日 5時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - はじめまして。物語を最初から見て、一気に最後まで見てしまいました(笑)それぐらいとても面白いです!続き楽しみにしてます!応援しています!! (2023年3月15日 20時) (レス) @page36 id: 1d4a8efc00 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - あっかさん» あっかさん、はじめまして。コメント嬉しいです!書きたかった話だったのでそう言っていただけて感激です😭✨これからも読んでくださると嬉しいです☺️ (2023年3月12日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
あっか(プロフ) - 初めまして。初めてコメントさせて頂きます。一気にスヒョンさんの物語に引き込まれてしまいました!物語を紡ぐのは大変だと思いますが陰ながら応援しています。頑張ってください♪楽しみにしています! (2023年3月12日 19時) (レス) id: 3d1c8f5a9a (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - ちゃまさん» ちゃまさん、こちらこそ読んでいただきありがとうございます✨お楽しみに☃️ (2023年3月12日 0時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スヒョン | 作成日時:2023年3月11日 19時