スノ担、マネになる。2

♯72 宮舘side ページ22

ー
『宮舘side』



まだ出会って間もないAさんに

こうやって話せるのは

不思議な感覚だけど

俺も、知ってほしいって思った。



宮舘「俺は、、小さい時はね、

　 めちゃくちゃ引っ込み思案で

　 注目されるだけで泣いちゃうくらい

　 ほんとに小心者でさ。



　 けど、ダンス習い始めて、

　 何かが自分の中で変わって、


　 泣く側じゃなく、

　 誰かの心を揺らせる人間になりたいって思って

　 そっからは家族の前でも

　 ほとんど泣くことはないかな、。

　 ジャニーズには、お母さんが勝手に

　 応募したんだけどね、

　 受かって良かったって思ってる

　 それは、いまでも後悔してない。


　 小さい頃の名残からなのか、

　 感情を表に出すのが苦手っていうか、、

　 表情にあんまり出ないんだけど、

　 もっと出せたらいいなとも感じてて、

　 感情と一緒に、思ってることとか

　 言いたいことまで引っ込めちゃうから。


　 そういう点では、翔太とか羨ましいかなw」


渡辺「俺？！w」


佐久間「にゃははw」


宮舘「ジュニアに入ってからは、、そうだな、。

　 悔しいことの連続だったかな。


　 一番印象に残ってるのは、

　 Mis SnowManが解散になった時、

　 俺、ジャニーさんに直談判にいってさ、


　 怒られるかもって思ったし、

　 嫌われる覚悟で、

　 Mis SnowManを応援してくれてる人たちが

　 たくさんいるのにその人たちどうすんの？って

　 そしたらさ、

　 「YOUになにができるの？」って。


　 、、めちゃくちゃ悔しかった。

　 図星だったからね。


　 俺が何言っても、

　 何も変わらないんだって痛感してさ。


　 でもね、


　 初めてだったんだよ、

　 ジャニーさんにちゃんとぶつけたのは。


　 それでも、言葉じゃ限界があるって思って

　 行動で示すしかないって思って、、

　 がむしゃらに練習して、練習して、

　 アクロも、歌も、、

　 とにかくアピールしまくった。」



Aさんはうんうんと頷きながら

聞いてくれていた。


メンバーもじっと黙って耳を傾けてくれている。



宮舘「それでも、解散は覆ることはなくて

　 その頃からかな、

　 残った俺たち6人は"岩本たち"って

　 呼ばれるようになって、

　 その頃の雰囲気時たら、もう最悪でさ」



メンバーは少し照れたように

「あぁ、あったな、」と頷いた

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