スノ担、マネになる。2

♯66 向井side ページ16

ー
『向井side』



King & Princeのデビューが決まって

素直に嬉しかった。

「よかったな、夢叶ったやん、頑張れよ」

ってお互いに泣きながら

紫耀と話した。




けど、悔しさはめちゃめちゃデカくて。、



でも、


滝沢歌舞伎で出会った

SnowManのマネージャーさんのノートに

書いてあった言葉が

泣けるくらい嬉しくて。




"康二くんの存在は滝沢歌舞伎に必要不可欠。

　きっと、SnowManもジュニアのみんなも

　康二くんの存在にたくさん助けられて

　たくさん刺激されて、

　いい意味で「負けるもんか」って

　思わせてくれる"



あの言葉が、なんか、ずっと残ってて。

ここまて踏ん張ってこられた。




だから、久しぶりに雪ちゃんに会えて

めちゃくちゃ嬉しかった。



全然年下やのに、ほんましっかりしてるし、

ずっとそばにおってほしいって

まじで思うくらいで。





ーー


雪ちゃんの感想を聞いて

色々思い出した。


ゲネが終わって、帰ろうとする雪ちゃんを

衝動的に追いかけて

タクシー乗り場で引き留めた。



向井「雪ちゃん、今日、来てくれてありがとう。」


雪襠「お疲れ様、本番も頑張ってね。」


向井「、、、頑張るで、俺。

　 頑張る、、。」


雪襠「康二くん、？、大丈夫？」


向井「、、なんやろ、、なんか、」


雪襠「、？」


向井「えぇなぁって、思ってさ、

　 雪ちゃんにそばにいてもらえるSnowManが

　 めっちゃ羨ましい。」


雪襠「え、、どうしたの急に、」


向井「ずっと思っててん、。

　 次いつ会えるかわからへんし、」


雪襠「会えるよ」



食い気味にそういう雪ちゃん



雪襠「会えるよ、絶対。」


向井「相変わらずやねw

　 ほんまに絶対会えるって

　 思えてくんねんなぁ、ほんま不思議w」


雪襠「だから、、待っててね。」



「だから、頑張れ」とか

「だから、辞めないで」とかやなくて


『待っててね』って、

雪ちゃんらしいな、、


でも、どう言う意味なんやろ、、



向井「待つって、、なにを、？」


雪襠「チャンス、、かな、

　 絶対、来るから。」


向井「、、、うん、。」




信じたい、この言葉を。




タクシーに乗り込んだ雪ちゃんと

見えなくなるまで手を振り合った。




向井「おしっ、、いこう。」




気合いを入れ直して

みんなが待つ会場へ走った

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