スノ担、マネになる。 (ページ38)

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♯38 ページ38

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『雪襠side』

目黒くん達と話が盛り上がっていると

後からずしっとした重さを肩に感じた

佐久間「ごめんねぇ、うちのマネさん返してねぇ」

後ろを見ようと振り返ると

佐久間さんがわたしの肩に腕を乗せて

だらんともたれかかっていた

雪襠「佐久間さん、」

佐久間「ん？」

雪襠「近いです、、」

わたしの顔のすぐ隣に佐久間さんの顔があった

佐久間「えぇ？前と変わんなくなぁい？」

雪襠「いえ、、」

阿部「こら佐久間！雪襠さん困ってるでしょ！」

後ろから阿部さんの声がする

深澤「目黒達と楽しそうに話してるのが嫌だったんだw」

いつのまにか、SnowManメンバー全員が来ていた

佐久間「だってぇ、、目黒達のことは

　くん呼びだし、タメ口なのに

　俺らのことはさん付けだし敬語なんだもん。」

雪襠「すみません、、。

　みなさん敬語に統一します。」

佐久間「そうじゃなくて！

　俺のこともくん呼びかあだ名で呼んでほしいし

　堅苦しい敬語もいやだ。」

雪襠「いや、、でも、、」

深澤「また困らせてるよw」

阿部「わがままだなぁ。

　雪襠さんは気を遣って

　敬語にしてくれてたんだよ。

　東京公演の稽古の時はまだ距離があったし、

　距離縮めるも何も、雰囲気悪かったじゃん」

宮舘「確かに。」

ちらっと渡辺さんの方を見る宮舘さん

渡辺「な、なに、」

宮舘「なんでもないw」

佐久間「でも、もういいじゃん！

　少なくとも、俺とは距離ないよね？！

　俺だけでいいからさぁ！」

深澤「それはずるいだろ！」

阿部「佐久間だけって、それはねぇ、、」

佐久間「なんだよぉ、みんなして！

　みんながなんも言わないから

　俺が距離を縮める一歩を

　踏み出そうとしてんのに！！」

肩にもたれかかったままプリプリと怒り出す佐久間さん

だんだん重たくなってきた、、

佐久間「ねぇ、ダメ？」

後ろから顔を覗かせる佐久間さん

雪襠「うっ、、」

佐久間さんのきゅるんとした目と

ちょこんととんがらせた口に

下がった眉毛が

捨てられた子犬を連想させた

雪襠「ダメ、、じゃないです。」

佐久間「やったぁ！ダメじゃないって！w」

深澤「なんか佐久間に弱いよなw」

いえ、SnowManに弱いんです、

佐久間「ふふーん♪、うれしぃー！」

離れるかと思いきや前まで手を回して

がっちりホールドされてしまう

渡辺「近い、離れて佐久間」