スノ担、マネになる。 (ページ17)

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♯17 宮舘side ページ17

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『宮舘side』

たぶん、翔太が何かあったんだろうなってことは

わかってたけど。

雪襠さんは「何もないです。」

そう言ってた。

多分、俺たちの仲が悪くなったり

わだかまりが生まれないように

そう言ってくれているんだと思う。

もし、俺たちのことをどうでもいいと思ってるなら

俺に全部言ってもいいのに、

彼女はそうしなかった。

宮舘「休憩終わるから、行こうか。」

雪襠「はい、、」

階段を立って

スタジオに戻る途中

雪襠「宮舘さん、」

宮舘「ん？」

雪襠「どうして階段に？」

宮舘「んー、、トイレに行った帰りにね、、、」

雪襠「トイレって、、反対側ですよね、？」

宮舘「そうだっけ？」

不思議そうに俺を見る雪襠さん

宮舘「そういえば、、

　最初の顔合わせの時と、

　最初の稽古の時、

　ひどい態度取ってしまって、ごめん。」

その場に立ち止まって

雪襠さんに頭を下げた

雪襠「え？！、いや、あの、、頭上げてください！！

　宮舘さんが謝る必要なんて、」

宮舘「あるよ。

　この一週間、見てたんだ、雪襠さんのこと

　どんな人なのか知りたくて。」

品定めするみたいで

失礼だって思うけど

自分の目でちゃんと見たかった

宮舘「雪襠さんが、SnowManにちゃんと

　向き合ってくれてるのはわかった。

　まだ、、一週間だし、、

　 100%信じるとかはできないけど、、

　少なくとも俺にとっては

　雪襠さんはマイナスじゃないよ。」

雪襠「宮舘さん、、」

宮舘「、、許してくれる？」

雪襠「、もちろんですっ、

　 100%になるように、頑張ります！」

初めて彼女の笑顔を見た

つられて笑ってしまうような

華のような笑顔だった

ーー翌日ーー

雪襠さんは、どのスタッフさんより早く来ている

宮舘「おはよう、雪襠さん」

雪襠「あ、おはようございます、宮舘さん、」

宮舘「いつも早く来て何してるの？」

雪襠「舞台の知識が全くないので

　スタッフさんに教えてもらってます。」

宮舘「勉強熱心だね」

渡辺「どうせ長く続かないだろ」

宮舘「こら、翔太、」

雪襠「ふん、意地でも続けますよ！

　わたしは100%になるんです、」

渡辺「なんだそれ」

宮舘「ははw 今1%上がったw」

雪襠「やった！！w」

雪襠さんの笑顔の回数が

だんだんと増えてきた。