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【朝日side】
朝日「え、まって、なんで泣いてんの、？！」
白川「あっ、これは、、」
朝日「どっか痛い？具合悪いとか？！」
白川「違うの、大丈夫だから、」
朝日「大丈夫じゃないよ、泣くほど痛いなら、」
白川「ほんとにっ、大丈夫だからっ！」
朝日「、、白川さん、？」
苦しそうに見えるのは気のせいだろうか。
全然平気そうに見えないのに、、。
でも、拒絶するような白川さんの声が、思ってる以上に胸にくる。
白川「、、ほんとに、大丈夫だから、、」
帰ろうとする白川さんの手を咄嗟に掴んだ。
朝日「待って、」
白川「ほっといてください、朝日くんには、関係ない、、」
朝日「ごめん、ほっとけない」
白川「なんでっ、」
朝日「、、、好きだから、白川さんのこと、」
白川「、、、え、」
やっと振り返ってくれた白川さんの顔をじっと見つめて、ありのままを伝える。
そのままの想いを伝える。
朝日「好きなんだ。入学式の日に会った時から、ずっと。」
白川「、、うそ、」
朝日「嘘じゃない。そんな嘘つかない。」
白川「、、えっ、、」
目を泳がせて、信じられないといった様に眉を下げながら俺を涙目のまま見上げて来る白川さんが、愛おしくてたまらなかった。
朝日「ずっと、好きで、。ここ数日、教室で、二人で勉強してる時間が、俺にとって、学校に行く目的の全てで、、白川さんに会うのが、放課後のあの時間が楽しみで、会えるのが嬉しくて、。
白川さんが、迷惑に思ってるのも知らないで、俺、」
白川「ま、まって、、」
朝日「え、？」
白川「朝日くんは、百井さんの事が好きなんじゃ、」
朝日「え？いや、幼馴染だけど、」
白川「でも、、え？、」
朝日「仲良いから噂はよく流れるけど、俺らはほんとにただの幼馴染。俺が好きなのは、、白川だよ、。」
白川「えっ、、じゃあ、わたしの勘違いで、、」
朝日「え？」
白川「あ、わたし、迷惑なんて思ってない、。勉強教えるのを引き受けたのは、少しでも、朝日くんと、、その、一緒に、いられるかなって、。」
耳まで真っ赤にして言う白川さん。
今日で白川さんの知らなかった顔をいくつ見る事ができたんだろう。
雨がぴたりと止んで、霧がさっと引いていく。
白川「あの、」
握った手にぎゅっと力が込められる。
白川「わたしも、、好きです。朝日くんのこと、好きです。」
自分がこんなにも、泣きたくなるほど、誰かを好きになるなんて思わなかった。
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月23日 3時) (
レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年3月7日 0時
