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『渡辺side』
『アクロ教えてくれるってほんとですか？！』
向井「びっくりしたぁ、！」
走って俺たちの稽古場まで来たのか息を切らしてドアから顔を覗かせる椎名。
深澤「何あれ可愛い」
岩本「セリフと可愛さが合ってないよね」
阿部「自然体だからそう思うんだよね」
佐久間「わかる。自分が可愛いって思ってやってない感じ。自覚ない系のね。」
目黒「それはでかいっすよね。俺そう言うの分かっちゃうから、可愛こぶってたらちょっと引いちゃいますもん」
宮舘「それめっちゃ分かるわ。」
ラウール「何の話してんの？」
照が椎名に向かって手招きすると、嬉しそうに笑って駆け足で近づいてくる。だけど、
『わっ、』
俺達の前に来る一歩手前で、足がもつれたのか転けそうになって、咄嗟に全員で椎名を支えようと腕を伸ばす。
『おっとっと、、危なかった。』
椎名が自力で持ち直したのはいいけど、必死で手を伸ばした俺たちは何だか恥ずかしくて気まずかった。
全員何事もなかったように手を引っ込めて頭を書いたり顔を触ったりして何とか誤魔化そうとしている。
ラウール「危なかったね、気をつけて」
『うん、ごめん』
岩本「疲れてんじゃない？」
『筋肉痛とかは日常的なんですけど、ケアの仕方ってストレッチくらいしか分からなくて、』
岩本「筋肉痛は筋繊維が傷付いてる訳だから、休ませてあげないと回復しないよ。」
『やっぱりそうなんですか。』
岩本「あとはあったかいお湯の中でマッサージしてあげるとか、風呂上がりのストレッチと、筋膜剥がすのも凝り固まった筋肉をほぐしてあげるとかね」
『マッサージ、、』
岩本「きて」
照は自分の隣に椎名を座らせて、自分の足で「ここをこう押すんだよ」って教えてあげ始めた。
渡辺「アクロは？」
佐久間「それな」
阿部「まぁまぁ、疲れが溜まってるみたいだし、しばらく様子見よ」
目黒「完全に足もつれてたもんね」
宮舘「なんかあれだね、体が疲れてることに頭が気付いてない感じ。」
ラウール「それ危ないね」
岩本「違う、ここ、この間、」
『、、ん？』
岩本「かして」
照が椎名のふくらはぎをピンポイントで親指の腹を使ってぐっと押すと、椎名が『あ゛っ、痛でっ、』と女の子らしからぬ声を上げた。
『痛ぁい、、』
岩本「溜まってんなww」
『なんで笑ってるんですか』
椎名はちょっと怒った。
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月23日 3時) (
レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年3月7日 0時
