「オファー」 ページ31
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『You side』
パフォーマンス以外の企画の再生回数がかなり伸びて、コメント欄には「笑っているの見て安心した」とか「楽しそうで良かった」とか「素の椎名が見られて嬉しい」と嬉しいコメントがたくさん届いた。
パソコンを眺めていると、目の前で電話に出ていたあっちゃんが「えっ」と声を上げる。
山崎「本人に確認を、、、はい、ありがとうございます。またご連絡させていただきます。」
そう言って電話を切る。
『どうしたの？』
山崎「椎名ちゃん、舞台来た、」
『舞台？』
山崎「今連絡があって、6月から上演される劇団新感線さんの演目にメインキャストで出ないかって、、」
『えっ、劇団新感線って、あの？！』
山崎「そう！【髑髏城の七人】って有名な演目があるんだけどね、それに、」
『でもっ、なんで？！』
山崎「さぁ、そこまでは聞けてなかった、」
【劇団☆新感線】といえば、演劇界でも芸能界でも有名な演劇集団。観劇が趣味の母に連れられて観劇したことがある。大きな舞台に名だたる俳優さん達と、豪華で壮大なセット。
熱のこもった演技と細かくも迫力のある殺陣とお客さんが一体になる笑いが存分に詰め込まれた舞台だった。
これはきっと大きなチャンスだ。
でも、初舞台で、大丈夫だろうか、、。
山崎「椎名ちゃん、受けよう！！これは絶対受けるべき！！今後一生回ってこないかもよ？！」
『う、うん、、』
山崎「返事は早い方がいいからね、」
『分かった、少し、考えても良い？』
山崎「、、うん、」
あっちゃんを部屋に残して、スタジオを出て気分転換に歩き出した。
正直戸惑っている。ドラマもそうだったけど、仕事の大きさに私自身がついて行けてない。
一度ドラマに出させてもらったからと言っても、自分の演技に自信がつくわけでもなかった。
それに、一番気掛かりなのは、私のせいで周りの出演者の方に迷惑がかからないかと言うことだった。
宮舘「前見て歩かないと、怪我するよ」
低く優しい聞き覚えのある声に顔を上げると目の前は壁だった。
『わ！、、壁？、』
宮舘「大丈夫？w」
めっちゃ笑ってる、。
宮舘さんちょっと怖いイメージあったけど、結構お茶目な人なのかも。
宮舘「考え事？」
『あ、、まぁ、はい。そんな感じです、』
宮舘「そっか、、。」
会話が途切れた。
ちょっと、気まずい、。
宮舘「ねぇ、」
『はいっ、』
宮舘「お腹空かない？」
『、、、え？』
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月23日 3時) (
レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年3月7日 0時
