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【朝日春side】
先生「おぉ、来たか」
朝日「先生、何か知らないけど、俺じゃないよ」
先生「まだ何も言ってないだろ」
朝日「じゃあ、なに？」
先生「朝日ぃ、今日の小テストの結果、最下位だったぞ」
朝日「げ、まじ？」
先生「まじだ。一応ここ進学校だぞ。小テストの成績も響いてくるからな」
朝日「英語だけじゃん、、」
先生「英語の鶴峰先生厳しいの知ってるだろ。次のテストまでになんとかしなさい」
朝日「なんとかって、どうやって、、」
先生「そこで、白川の出番だ」
白川「わたし、ですか？」
先生「白川、悪いけど、朝日に英語教えてやってくれないか？放課後のちょっとの時間でいいんだ。」
白川「えっ、」
白川さんが一瞬嫌そうな顔をするのを俺は見逃さなかった。
先生「二人とも帰宅部だろ？頼むよ、な？」
白川「いや、。でも、」
先生「頼む！！」
先生の大きな声と、顔の前で拝むように勢いよく合わせた手の音に白川さんの方が少し跳ねた。
朝日「先生、いいって。別に教えてもらわなくても、なんとかできるから」
先生「お前な、なんとか出来てないからこうやって頼んでんだろ」
朝日「でも、困ってんじゃん、白川さん。無理にそういうこと、」
白川「やります」
朝日「、、っえ？」
は？なんで？
さっきまで渋ってたのに。
先生「ありがとうー！！先生はいい生徒を持ったな本当に！」
白川「次の期末テストまでですよね」
先生「おう。約束。」
白川「わかりました。」
職員室を出て、鞄を肩にかけながら俺の方を向き直った。
白川「じゃあ、今日からやりましょう。」
朝日「えっ？今日から？」
白川「はい。わたしも毎日はできないので、できる日に詰めてやりましょう。」
朝日「え、なんか用事でもあるの？」
白川「、、まぁ。」
スタスタと教室の方に戻っていく。
ほんとに、何考えてるかわかんないな、。
でも、いざ勉強が始まると思ってた以上に丁寧で分かりやすい説明だった。
朝日「あぁ、なるほど！すごい！初めて納得したよ！めっちゃ分かりやすい！ありがとう白川さん！」
今まで分からなくて諦めていた文法の応用があっさりできるようになって驚いた。
朝日「白川さん凄いね！！」
興奮気味にそういうと、白川さんは
白川「ふふっ、それはよかった、」
柔らかく笑ってそう言った。
彼女が笑ったのを初めて見た。
人のことなのに本当に嬉しそうに笑った。
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月23日 3時) (
レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年3月7日 0時
