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『You side』
『って事で、新しい企画考えてるんだけどね』
ラウール「んー、なるほどね。イメージも大事だけどさ、そのままで良いんじゃないの？」
『そのまま？』
ラウール「椎名がどんな人なのか知ってもらうってことね」
『どうやって？』
ラウール「ドッキリとか、んー、それこそコラボとかできたらいいのにね、」
『それはまだ厳しいかなぁ、』
ラウール「だよねぇ、。あ、ねぇ、今日って何してるの？」
『今日、、は、YouTubeだけど、なんで？』
ラウール「じゃあ事務所にいるんだ」
『うん、』
ラウール「分かった」
『なんで？』
隣に座るラウの顔を覗き込むけど、目を逸らしてわたしのお弁当箱へと視線を移した。
ラウール「唐揚げちょうだい。」
『いいけど、』
右手は膝に置いてある風呂敷とお弁当箱の蓋を抑えながら左手にお弁当を持ってラウの方に差し出した。
ラウール「フルーツ好き？」
『うん』
ラウール「じゃあこれあげる」
小さめの可愛らしいプラスティックの串に刺されたイチゴを一つとって、ラウがわたしの前に差し出してくれるけど、塞がっている私の手を見て「あっ」とお互いに声を上げた。
お互いに、どうしようか、みたいなもたもたした空気が流れて思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
ラウール「いいよw はいw」
ラウは笑いながらわたしの口元にイチゴを寄せる。わたしもなんの躊躇いもなく『ありがとう』と言って、そのままイチゴを口に頬張った。
『んー、ふふぁ(うまぁ)』
ラウも嬉しそうに笑った。
その串のまま、わたしのお弁当から唐揚げを拐って美味しそうに食べた。
ラウール「わぁ、うんま」
『あっちゃんの唐揚げ美味しいよね』
ラウール「料理上手いんだー」
『そう、プロ並みだよ』
ラウール「舘さんとどっちが上手いかな」
『うーん、、宮舘さんの料理食べたことないからなぁ』
ラウール「そっかぁ」
視線を感じて顔を上げると、ボディガードをしてくれている橋中さんがこっちをじっと見ている。
最近やっと打ち解けて来たところだった。
橋中「あ、あの、僕が言うことではないかと思うんですが、」
『はい？』
橋中「人前では、辞めた方がいいかと、」
ラウとお互いに顔を合わせてハッとした。
お互いの距離感になんの疑問も持っていなかった。
『ラウといると距離感バグる』
ラウール「それはメンバーのせい」
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月23日 3時) (
レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年3月7日 0時
