「距離感」 ページ27
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『You side』
ドラマはあっという間に撮影を終えた。
現場では和気藹々と話していたけれど、
撮影期間一度も共演者の方とご飯に行くことは無く、
連絡先も交換できなかった。
結局あれから一度も宣伝として
テレビに出演することは無かったけど、
それが逆に反響を呼んだらしかった。
山崎「監督がね、椎名ちゃんに感謝してたよ」
『え?なんで?』
山崎「あの役は椎名ちゃんにしかできなかったって。それに、3話以降の視聴率が跳ね上がったのも、椎名ちゃんのおかげだってさ。」
『わたしの方こそ、起用してもらっただけでもありがたいのに、そんな風に言ってもらえるなんて、嬉しいね、』
山崎「お芝居はどうだった?やってみて」
『今回は漫画原作だったし、役作りって言うほどしてない方だと思うんだけど、オリジナル脚本とか、役作り難しくなるとわかんないかな、』
山崎「そっかそっか」
あっちゃんはなんだか嬉しそうに笑って言った。
『ん?なに?』
山崎「いやね、今回のことでお芝居するの嫌にならないかなって、心配してだけど、先のことまで考えてるならきっと大丈夫ね、」
『たぶん、もっといろんな役に挑戦していけば、嫌になることもあるかもしれないけど、でも、楽しい。もっとやってみたい。』
山崎「良かった。椎名ちゃんには絶対お芝居させるべきだって大野さんから言われたてたから、いい報告ができそう♪」
『、、、初耳なんだけど』
山崎「言ったらプレッシャー感じるでしょー」
『ん、、まぁ、たしかに、』
山崎「しばらくはYouTubeに専念しよ、練ったけど撮れてない企画たくさんあるでしょ?」
『そうだった!やりたいこと沢山あるから、。あと、パフォーマンス以外の事もやってみようかなって、』
山崎「例えば?」
『んー、、大食い企画とか?』
山崎「マジで?」
『だめ?』
山崎「いや、ちょっと待ってね、イメージって大事だから、新進気鋭のアイドルが初めての企画で1人で大食いって、」
『ギャップギャップ』
山崎「もっと後でいいのよそういうギャップは」
『そう?じゃあ、、』
山崎「待って待って、椎名ちゃん、わたしが考えて来るから。」
『えー、』
山崎「いい?これからどう言うイメージにしていきたいとか、そう言うの大事だからね?
今椎名ちゃんのことを知った人たちは、役のイメージも強いんだから!」
『、、、たしかに、』
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます!更新頑張ります! (4月23日 3時) (レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スヒョン | 作成日時:2024年3月7日 0時