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『ラウールside』
学校に行くと、既に椎名は登校していて、自分の席に座っていた。相変わらず、クラスの人達は遠くで椎名を見て噂話を楽しんでいるだけで話しかけようともしない。
友達になる気もないし、声をかける勇気もないなら、変に噂を立てたりこそこそ話すのはやめてほしい。
ラウール「椎名、おはよう」
『あ、おはよう』
ラウール「ドラマの撮影はどう？順調？」
『うん、順調だよ。みんな現場慣れしてるし、NGほとんど出さないの。凄いよ。』
ラウール「そっか。あ、そうだ、3話、みんなで見たよ。」
『みんな？』
ラウール「うん。SnowManのみんなで。ホテルの僕の部屋に集まって。」
『え！ほんと？！リアタイじゃないよね？』
ラウール「うん、見逃し配信をね」
『え！嬉しい、時間作って見てくれたんだ、。お礼言わなきゃ。』
ラウール「みんな椎名の演技凄いって、褒めてた。」
『、、、そうかな、、ありがとう、。』
ラウール「どうしたの？」
『ん？、、あぁ、ちょっと寝不足。』
前よりは、格段に仲良くなったはずなのに、心を開いてくれていない感じがするのは、なんでなんだろう。
ラウール「そうだ、今日さ、お昼ご飯、」
『ごめん、お昼は、ちょっと、、先生に呼ばれてて、』
ラウール「あ、、そうなんだ、待ってるよ？」
『ううん、食べてて、時間ギリギリになりそうだし、』
ラウール「、、そうなんだ、」
絶対嘘だ。目泳ぎまくってるもん。
午前の授業中は、いつもと変わらなかったけど、椎名は心ここに在らずって感じだった。
あとは、クラスの周りの女子たちが、チラチラ椎名の方を見てくすくすと笑っているのが目立った。
女子のああいうの、嫌いだ。
お昼になると、「じゃあ、」と言って教室を出ていくと、ボディガードの人とどっか行ってしまう。
どうしたんだろ。
やっぱり、ドラマで色々言われてるのが、しんどいのかな。なら尚更、力になりたいのに。
椎名が教室から出ていくと、コソコソ話していた女の子たちの声のボリュームが少し大きくなる。
「ボディガードとかw」
「調子乗ってるよね」
「芸能人気取りで笑うw」
むかつく。
人に対して、こんなに怒りを覚えたのは初めてかもしれないってぐらい、ムカムカする感情が湧き上がって来て、気が付いたら思いっきり席を立った。
ガタンという音に、クラス中の注目が集まる。
ラウール「、、、子供かよ」
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スヒョン(プロフ) - ゆみーるさん» ゆみーるさん、ありがとうございます！更新頑張ります！ (4月23日 3時) (
レス) @page49 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみーる - 続き楽しみにしてます! (4月20日 23時) (レス) @page46 id: 9521a509ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年3月7日 0時
