姫枠なんて聞いてないっ！ｰ4ｰ

「カジノの都」 ページ33

ーー
『岩本side』




"キス"と言うワードが出た途端に

白雪の目が分かりやすく泳ぎ出す




白雪「キ、、ス、ではなくて、、

　 スキンシップ、、です、、あれは、」



白雪がラウールの方をチラッとみて

それに応えるようにラウールがウインクをする



白雪「なので、ノーカウントです！大丈夫です！」


佐久間「あ、、、う、うん、、」



「気にしないでください」ってニュアンスで

そう言ったんだろうけど


佐久間はあからさまにガッカリしていた



山田「モーニング食べに行こうよー。」



山田の一言で一気に空気が元に戻る



道枝「え、、あの、キスってなんのことですか？！」


高橋「俺らがいない間に何があったんですか？！」


阿部「まぁまぁ、落ち着いて、」




渡辺「佐久間佐久間、」


佐久間「ん、なに？」


渡辺「自分のキスをカウントされないって、、



　 どんな気持ち？」


佐久間「うわ、なんだよそれ！

　 覚えてないし、別になんとも、、思わないよ！」


渡辺「へーー、そうなんだぁww」


佐久間「なんだよ！今朝までガチギレしてたくせに！

　 「俺の白雪になんてことを！」とか言って、」


渡辺「ばか！声デカいんだよ！やめろ！」


白雪「呼びました？」


渡辺「ううん、大丈夫、呼んでない」


白雪「そうですか、」


目黒「へー、渡辺さん、そんな事言ってたんですかー。」


向井「お れ の？」


ラウール「いつから渡辺先輩のAになったんですか？」


佐久間「うわー、一年こわっ、、」


ラウール「佐久間さん、僕はまだ

　 佐久間さんのこと許してないです。」


佐久間「え、」


目黒「俺も」


向井「右に同じく。」


佐久間「えぇ、、」


宮舘「誰も許すとは言ってない。」


佐久間「涼太まで？！」


渡辺「元はと言えばお前が現況だからな？」




佐久間がどんどん小さくなって

猛獣に狙われる小動物に見えてきたところで



岩本「ほらー、時間なくなるから

　 早く食べるよ」



助け舟を出してあげた。




まあ、次同じようなことがあったら


締め上げるけどね。





白雪「岩本さん、険しい顔してます。」



隣にいる白雪が不安そうに言った



岩本「大丈夫だよw 白雪のためだから。」


白雪「？？」


岩本「白雪は次に行く国も初めてだよね？」


白雪「そうですね、初めてです！」


岩本「じゃあきっとびっくりするよ、

　 ギラギラしてて別世界だから」


白雪「カジノの都って言われてますもんね」


岩本「そう、カジノの都、ラスベガス」

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