姫枠なんて聞いてないっ！ｰ4ｰ

EP.31「HEAT-UP」 ページ23

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『宮舘side』




白雪「とにかくっ、！！

　 夏休みに旅行に来てまで、

　 ハワイのビーチのど真ん中で

　 バチバチ喧嘩するのやめてくださいっ！」


白雪がこの怒り方をするのは

怒りのレベル最大が10だとすると、3レベルくらい


レベル5になると真顔になるし

レベル6になると声のトーンが下がる

レベル7になると目が変わるし

レベル8になると敬語じゃなくなる


レベル9.10はまだ未知数として


この演説みたいな白雪の怒り方を

城麟は初めて見るわけで



城麟「「・・・・・・・・」」


明らかに驚いていた。



佟籐のみんなはというと


照とふっかは、「やっちゃった、」

と分かりやすく顔に出てるし


阿部ちゃんは「そうだよね、」ってなんか

同感して頷いてるし


翔太は怒ってる白雪が可愛いのか

眉毛が下がってなんかニヤニヤしてるし


佐久間に関しては目も口も開けたまま

キョロキョロしてるし


目黒とラウールと康二は

いかにも「まぁまぁ、、」と宥めようとしてる





俺はというと、


さっきより赤くなった白雪の顔が気になっていた




白雪「はぁ、、はぁ、、」


息が荒くなっていく白雪

瞬きの回数が多くなって

だんだん涙目になってくる


宮舘「白雪？」


一瞬目があうけど


白雪「あ、だめだ。」


そういうと力なくその場に崩れる落ちるけど

そばにいた照と大我が抱き止めた


岩本「白雪！しっかりしろ！」


高地「え？！なに？、どうした、？」


ラウール「多分熱中症です！」


照に抱えられた白雪の額に

ラウールが手を当てて答える


宮舘「だから気をつけてって言ったのに」


目黒「とりあえず建物の中に運びましょう！」


ラウール「みっちー、恭平、氷たくさん持って来て！」


道枝「わかった！！」


京本「俺が運ぶ、、」


岩本「いや、これは俺の役目だから。」


照が白雪を抱き抱えて

自分の額を白雪の額に近づける


岩本「熱いな、、こんなになるまで気づかないし、、

　 だから目が離せないんだよっ」


優しくそういうと


岩本「涼太、」


宮舘「はい。わかってるよ。

　 とりあえず運ぼう。」


渡辺「おい！あそこのホテルの医務室

　 貸してくれるって！」


岩本「わかった！」


照が翔太の元に行く時

その場に残った城麟の、特に大我は

ずっと白雪を見つめていた



宮舘「なんだ、、

　 ちゃんと本音だったんだ、。」

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