IDOL_3 (ページ6)

今日:45 hit、昨日:156 hit、合計:108,293 hit

. ページ6

ー
『You side』

女性のアイドルと男性のアイドルでは、世間から求められている事が全く違うと思う。
女性のアイドルには期限がある。周りは良く賞味期限って言ってる。ある一定の年齢を過ぎると「アイドル」としては見られなくなる。
特に日本の女性アイドルは、ファンの理想で塗り固められていると思うことがある。
SNSでよく見るファンは、CDの売り上げが上がると、自分もそれに貢献できているから両の手をあげて喜ぶけど、ドラマや映画が決まると反応は鈍くなる。それが恋愛系なら尚更、「活躍してくれるのは嬉しいけど、恋愛系は違うんだよな」と、異性との接触があると分かると「今回は応援できないかな」と否定的になって、熱愛なんか出た日には応援していた人達が人が変わった様に批判する。
「アイドルなんだから」と。

アイドルとしては応援できるけど、アイドルとしての幸せは応援できるけど、個人の一人の人間としての幸せは応援できないし求めてないと。
そうやって、いつの間にかアイドルとしては生きていけなくなって、卒業、引退、脱退、転向、と言う形でいつの間にか「見なくなった」と言われる様になる。
でもそれは世間が、その人自身を「アイドル」として見れなくなっただけなんだと、わたしは思う。

『永遠のアイドル』なんて、誰が作った言葉なんだろうか。

人気絶頂期に若くして亡くなったか、芸能界から居なくなったか、その場で時が止まった様に、ファンの記憶の中でしか生きられなくなったら、そう思われるんだろうか。

アメリカで日本のアイドルグループの曲が流れた時、お父さんが「みんな同じに見えるよ、衣装とか変えたらいいのにね」と言った。
全く同じ衣装に身を包んだ女の子たちが同じフリを踊る。「個性、消えちゃわないのかね。」と言うお父さんに「事務所の方針には逆らえないんじゃないの。」と答えた。

別に今まで、アイドルになりたいと思っていたわけじゃない。ただ、ステージに立ちたい。と漠然と思っていた。
でも、ジャニーズの人達のライブ映像を見た時に、『あ、これだ』と、自分の夢の形が明確になったことは事実だった。個々が、それぞれの個性を発揮するためにギラギラしているパフォーマンスは、わたしがやりたい事だった。

『アイドル』という、職業を目指して、あるいはそれになってから気付く。『アイドルとしての生き方』が自分の一生を大きく支配すること。

滝沢「お疲れ様」

滝沢さんの声で、自分がライブ配信が終わってからぼーっとしていることに気付いた。