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『You side』
私がジャニーズ事務所に入って、もうすでに半年が経とうとしていた。
相変わらず私を批判する人は多いけど、着実にYouTubeのチャンネルの登録者数は増えていた。
結局あの事件の後、私の住んでいたマンションをネットに晒した人が分かった。ジャニーズファンの女性だった。
波風立てたくなくて、被害届は出さなかった。
世間には犯人を特定したとだけ報道された。
両親も心配してたけど、意外にケロッとしている私を見て安心していた。
ラウール「ね、冬休みもずっと事務所？」
『そうだね。』
ラウール「住む場所決まった？」
『しばらくはホテルかなって。でも未成年だし、そう簡単にも行かなくて』
ラウール「そっかぁ。」
『ラウは冬休みもうスケジュール埋まってるでしょ？』
ラウール「うん。来月はデビューだから」
『楽しみだね』
ラウール「うん、みんな気合い入ってる。」
『そっか。私も頑張らないと、』
冬休みを使って、AGTに出場するためにアメリカに行くことになっていたけど、他の人には話すなと言われているからラウに言ってない。
ラウール「ねぇ、今日も事務所行く？」
『うん、YouTube撮影あるから』
ラウール「何時に終わるの？」
『えっと、、9時とか？』
ラウール「わかった」
『なんで？』
ラウール「んー、なんとなく」
いつものように階段でご飯を食べながら、なんでもない話をするのが日課になった。
ラウール「最近さ、お弁当のサイズ大きくなった？」
『えー、女の子にそう言うこと言わない方がいいよ』
ラウール「え？！、ごめん！そう言うつもりじゃ、」
『わかってるw ごめん冗談w』
ラウール「なんだよ、焦ったー」
『あっちゃんがね、おっきいのにしなさいって。ほっとくと食べないからって。』
ラウール「ダイエットしてる訳じゃないでしょ。また倒れちゃうよ。」
『うん。それは嫌だから、食べるようにしてる。』
ラウール「普段から少食な訳じゃないよね、」
『そうだね。食べるのは好きだよ。忘れちゃうことはあるけど。』
ラウール「おっきくなれないよ」
『これ以上伸びられても困るんだよね』
ラウール「俺くらい大きくなるんでしょ」
『それはちょっと、、w』
ラウール「俺はめめぐらい大きくなりたい」
『みんな大きいもんね』
ラウール「佐久間くん以外はね」
『佐久間さんは、、声が大きいから、』
ラウール「いじってる？w」
『いじってないw』
ラウール「笑ってんじゃんw」
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年1月16日 23時
