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♯664 ページ14


『雪襠side/回想』



雪襠『どうしたんですか?』


立原「重役連中が事務所に向かってる、

  また裏金ができたって

  宴会でも開いた帰りだろ。

  もしかしたら記者が連絡入れたのかもな」


雪襠「えっ、、どうすれば、」


立原「証言を取るのが先だ」



立原さんは私からスマホを取って

自分のデスクの中にしまうと、

テーブルに置いてあるボイスレコーダーの

録音ボタンを押した。



雪襠「えっちょっと、」



スマホを抜き取られた拍子に、

前のめりになった体がバランスを崩して

テーブルの横に置いてあった花瓶を

落として割ってしまった。



雪襠「、、申し訳ありません、、」



どうしよう、、

こんな状況で、、パニックになりそう、、。


立原さんは静かにわたしを

ガラスの破片のない壁際まで案内すると、

ドアの方を指差した。



そこには数名の影が見える。



もしかして、、

立原さんが言ってた、、重役の人たち?、


どうしたら、、




立原「変わってないなぁ、君は。

  その態度、その目。

  ジャニーさんに良くしてもらったからって

  いい気になって。」



さっきとは違う、声のトーンと話し方、

そうだ、ちゃんと否定して、

証言しなきゃいけないんだ、。


雪襠「そんなことは、」


立原「ん?

  君は謝罪に来たんじゃないのか?」


雪襠「、、その通りです。」


立原「記事は事務所が買い取った。」


雪襠「、、ありがとうございます、」


立原「それにしてもね、

  仕事が出来ないからって

  自作自演は、、。

  もう犯罪に近い行為だよね。

  周りの人間を騙してる訳だから。ね?」



なんだろう、お芝居なのは分かってるのに、

こういう事を言われると、

さっき、稽古場にいた時の

悔しい気持ちが蘇ってくる。



立原さんの目は言葉とは裏腹に、

真っ直ぐにこちらを見て

ゆっくりと頷いた。



雪襠「、、、わたしは、

  自作自演などしていませんので、、。

  あの記事は、全くもって事実無根です。」



緊張からか、声が震えてしまう



立原「本当にそうか?

  火のないところに煙は立たないよ?

  君がSnowManの担当になってから、

  稽古場で言い争っているところを

  見た人がいるが?」


雪襠「っそれは、最初の頃は、

  意見が食い違うこともあるので、、」

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スヒョン(プロフ) - ムゥさん» ムゥさんコメントありがとうございます❤️‍🔥すみません!わたしの打ち間違いでした💦@shiro3_0627で再検索いただいてもよろしいでしょうか?もしまた表示されなかったら教えていただけると嬉しいです🙇🙇 (2月1日 23時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ムゥ(プロフ) - はじめまして!!スノ担、マネになる。シリーズが書き始められた頃から大好きで何周もしています!!スヒョン様のXをフォローしたく、検索したのですが表示されませんでした…アカウント名等をおしえてもらう事は可能ですか? (2月1日 23時) (レス) @page50 id: 00741aaf2c (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - m.mさん» m.mさん、こちらこそ1年間に渡り最後まで読んでくださりありがとうございました!拙い文章ではありますが、少しでも良い作品を届けられる様に頑張ります!これからもよろしくお願い致します✨ (1月17日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - ももさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました!他の作品も読んでくださって嬉しすぎます^ ^未完結の作品も徐々に更新させていただきますね✨ももさんのコメントにいつもモチベを上げてもらっていました!今後ともよろしくお願いします🥹✨ (1月17日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
m.m - 分かりやすく、読みやすくて心に響く作品を届けてくださってありがとうございます!学業等でお忙しいとは思いますが、これからも応援させていただきます!本当にお疲れ様でした! (1月17日 21時) (レス) id: c7ba4a52f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スヒョン | 作成日時:2024年1月3日 0時

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