♯334 渡辺side ページ34
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『渡辺side』
阿部「そのあと、照達にも言いに行ったんだよね。」
岩本「うん、」
目黒「まさか、今も続いてるなんてことないですよね?」
佐久間「いや、収まったみたいって
町田さん言ってたよね?
本人からそう聞いたんだって」
渡辺「町田さんには相談してたみたい」
向井「マネージャー同士やからね
相談しやすかったんやない?」
目黒「それにしたって、
1人で色々背負すぎだよ」
滝沢「お前ら何してんだ、
さっさと準備しろよ」
宮舘「あ、すみません、すぐに、」
渡辺「滝沢くん、Aからなんか聞いてません?」
滝沢「なんかって、なに?」
渡辺「その、、深刻な話とか、」
滝沢「、、なに、何かあったのか?」
佐久間「それが、、」
滝沢「まぁ、話聞いとくから、
お前らは準備しろ。」
深澤「、、お願いします、」
俺たちは楽屋に戻って支度を始めるけど
Aのことが気がかりで仕方なかった
着替えて舞台袖に向かう
岩本「集中しよう。」
深澤「わかってるけど、」
渡辺「、、、」
宮舘「翔太、終わったらちゃんと話そう?
滝沢くんも聞いてくれるって言ってたし、」
佐久間「、、ごめん」
目黒「佐久間くんのせいじゃないって」
向井「せやで、」
岩本「こう言う時にこんなこと言うと
薄情だって思われるかもしれないけど、
みに来てくれてるお客さんには
俺らの私情なんて関係ない。
いつも通り行こう。」
渡辺「、、わかってる」
本番になれば、
目の前の舞台のことで頭がいっぱいになるけど
ふと思い出す。
本番が始まる数日前にスランプになって
こうやって歌うことも
舞台に立つことも怖かったのに
Aのおかげで俺はここに立ってる
あの時克服できてなかったらって思ったら
どうなってたんだろうって考える時がある
俺はあいつがいないとって、
認めたくないけど、そう思う
俺はわがままだし、自己中だし
自分が絡みたい時に絡みに行ったり
でもあいつは、困った顔しながら
いっつも笑ってたのに
さっきは違ってた
目も合わせずに下向いて
何考えてんのか分かんなくて
思い出した
病院でひどく動揺してたAのことを。
また1人でなんか考えてんのかな
でもなんかそれって、悔しいじゃん、
知らないところで守られてばっか、
俺らって何にもできないの?
まさかマネージャー辞めるなんてこと、
ないよな、、
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スヒョン(プロフ) - w1211004nkさん» コメントありがとうございます。わたしの作品で涙してくださるなんて嬉しいです😭とても励みになります!!最後まで見届けてくださると嬉しいです✨ (7月9日 23時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
w1211004nk(プロフ) - 最新話までたどり着きました!ここまで何度涙流したか…。とっても読みやすくて素敵な作品です。これからも更新楽しみに待ってます! (7月9日 22時) (レス) @page49 id: 890b2e9d16 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - m.mさん» m.mさん、コメントありがとうございます!何度も読んでくださってるなんて嬉しいです😭 (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - みどりさん» みどりさん、コメントありがとう御座います。最後まで楽しんでいただけると嬉しいです✨ (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - keikaさん» keikaさんコメントありがとう御座います。シーズン7もクライマックスなので最後までお楽しみください😊 (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スヒョン | 作成日時:2023年6月3日 10時