♯326 ページ26
ー
『雪襠side』
ー『思い上がるなよ疫病神。』
ドクンと心臓が鳴った。
雪襠「誰がこれっ、、」
荷物はスタッフ専用の部屋に置いてたから、
関係者なら誰でも入れられるけど、
滝沢歌舞伎のスタッフさんが
そんなことするなんて思えないし思いたくない。
おんなじ人だとしたら、
事務所関係者ってことになるけど、、
雪襠「相当嫌われてるな、、わたし」
動揺しちゃったけど
前みたいに無視しとけば
きっと収まるだろうし
そう自分に言い聞かせながらとりあえず着替えて
部屋のソファに座って
パソコンを起動させ、仕事をはじめるけど
やっぱり気になってしまう
前はメンバーのみんなと仲良くなかったから
バレなかっただけで、
元々隠し事が苦手なわたしは
このモヤモヤを自分の中にだけにとどめておけるのか
不安でしかなかった。
また要らない心配をかけてしまう、、。
ただでさえ大変な時期で
それぞれ不安なことも多い。
みんなは「なんでも相談して」って
「頼って欲しい」って言ってくれるけど、
わたしとSnowManは、
あくまでマネージャーと所属タレント。
頼られることはあっても
わたしから頼って負担をかけることは
あってはいけない。
雪襠「町田さんがマネージャーなら、
こんな事も起きないんだろうな」
カバンに入っていたメモを見ながら
わたしが前に病院に運ばれた時の事を思い出した。
あの時、パニックになっちゃって
SnowManのみんなに助けてもらって
結局朝まで付き添ってもらってた
康二くんも目黒くんも町田さんも滝沢さんも
「みんなすごく心配してたよ」って
口を揃えて言った。
「大した事ないよ」って
「悪い夢でも見たんだと思った」って
笑って言ってみたけど、正直辛かった。
もちろんみんなが心配してくれたり
わたしのことを大切に思ってくれたりしてるのは
すごく嬉しかったけど
それよりも申し訳なさの方が勝ってしまった。
雪襠「こんなこと、分かったら、、
またみんな心配するよね、、。」
わたしがSnowManのマネージャーであることで
プラスになることより
マイナスになることの方が
もしかしたら多いのかもしれない。
こんなことを考えるのは、初めてじゃない。
ずっと、引っ掛かってあることでもあった。
雪襠「はぁ、、だめだ、
外の空気でも吸いに行こうかな。
ついでに晩御飯、買いに行こ、、」
重い足取りで部屋を出てエレベーターに乗った
途中で止まったエレベーターの扉の向こうには
雪襠「あれ、お疲れ様、さっくん」
さっくんがいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1498人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スヒョン(プロフ) - w1211004nkさん» コメントありがとうございます。わたしの作品で涙してくださるなんて嬉しいです😭とても励みになります！！最後まで見届けてくださると嬉しいです✨ (7月9日 23時) (
レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
w1211004nk(プロフ) - 最新話までたどり着きました！ここまで何度涙流したか…。とっても読みやすくて素敵な作品です。これからも更新楽しみに待ってます！ (7月9日 22時) (レス) @page49 id: 890b2e9d16 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - m.mさん» m.mさん、コメントありがとうございます！何度も読んでくださってるなんて嬉しいです😭 (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - みどりさん» みどりさん、コメントありがとう御座います。最後まで楽しんでいただけると嬉しいです✨ (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - keikaさん» keikaさんコメントありがとう御座います。シーズン7もクライマックスなので最後までお楽しみください😊 (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スヒョン
| 作成日時：2023年6月3日 10時
