♯319 「我慢」佐久間side ページ19
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『佐久間side』
明らかに深刻な顔をしてる康二と
その康二を部屋に招き入れた涼太と阿部ちゃんを見て
なんとなく「俺はここにいちゃいけないな」って
部屋を出てきた
そのまま自分の部屋に戻るのも気が進まなくて
ホテルの周りを散歩でもしようかなって
エレベーターを待っていると
雪襠「あれ、さっくん、お疲れ様。」
降りてきたエレベーターにAが乗っていた
佐久間「Aじゃんw
どうしたの？どっかいくの？」
雪襠「さっき帰ってきたんだけど
なんか小腹が空いちゃって
コンビニでも行こうかなって」
佐久間「えー、じゃあ俺も行くー
ちょうど散歩しようとしてたからさ」
雪襠「え？そうなの？珍しいね」
佐久間「まぁねー、たまにはいいかなって」
雪襠「でも、こんな夜中に危ないよ？」
佐久間「その言葉そっくりそのまま返すw」
雪襠「あ、じゃあちょっと待ってて！」
Aはそう言うと
エレベーターを降りて階段で駆け上がっていった
佐久間「え、なにw」
すぐに戻ってきたAは
キャップを被ってマスクをして
少し厚めアウターに着替えていた
佐久間「なになにwどうしたの」
雪襠「髪の毛短くしたしさ
これだったら女性だってバレなくない？w」
笑いながら言うAに
少し、心が痛んでしまう。
わざわざこう言う事させてしまってるのも
髪を短く切ってしまったのも
全部俺たちのためなんだよな、、、
佐久間「、、うん、そうだね、ばっちり。」
雪襠「でしょー！これで安心だよね？w
Jr.の後輩かスタッフさんにしか見えないよね！」
佐久間「、だね」
自分がどうとかじゃなくて
俺の事を気にかけてくれての事だって分かるから
いつもみたいに笑顔でいられなくなってしまう。
雪襠「じゃあ、いこっか」
2人でエレベーターを降りて、ホテルを出て
近くのコンビニまで歩く
雪襠「はぁ、やっぱ寒いねー
このアウターにしてきてよかったよー」
分かってる、
体型を隠すためにわざわざ着替えてきてくれたことも
大きめのキャップを被ってきたことも
全部わかってる。
Aは、
持ち前の容姿、性格の良さ、努力を惜しまない。
このスペックならなんでも出来るし
表舞台に立つ人間にだってなれるのに
それを押さえつけちゃってるんじゃないのかな
SnowManのために。
これは、
こういうことがある度に、
頭によぎってしまう考えだった。
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スヒョン(プロフ) - w1211004nkさん» コメントありがとうございます。わたしの作品で涙してくださるなんて嬉しいです😭とても励みになります！！最後まで見届けてくださると嬉しいです✨ (7月9日 23時) (
レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
w1211004nk(プロフ) - 最新話までたどり着きました！ここまで何度涙流したか…。とっても読みやすくて素敵な作品です。これからも更新楽しみに待ってます！ (7月9日 22時) (レス) @page49 id: 890b2e9d16 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - m.mさん» m.mさん、コメントありがとうございます！何度も読んでくださってるなんて嬉しいです😭 (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - みどりさん» みどりさん、コメントありがとう御座います。最後まで楽しんでいただけると嬉しいです✨ (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - keikaさん» keikaさんコメントありがとう御座います。シーズン7もクライマックスなので最後までお楽しみください😊 (7月9日 20時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2023年6月3日 10時
