姫枠なんて聞いてないっ！ｰ2ｰ

「夢の国でパレードを」 ページ44

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『白雪side』


次々と被り物を試着した結果


佐久間「やっぱ今回は被らないのがいいか！」


ラウール「ですねー」


白雪「なんか疲れた。」


深澤「早いなw ほら、まだちゃんと中見てないでしょ」


阿部「もうここで１時間近くいるよ、」


渡辺「まじで？！」


白雪「深澤さん、夢の国って

　 被り物ないとダメですか？」


深澤「いやw そんなことないから！

　 ほら！みんな次行くよ！」


深澤さんがそういうけどみんなバラバラになってて


深澤「あーもー、探しに行かなきゃじゃん、

　 阿部ちゃん、Aとここで待ってて！」


阿部「おっけー」


みんなを探しに人混みに入っていく深澤さん


白雪「大丈夫ですかね、、」


阿部「みんな自由だからねー。」


白雪「ははっw そうですね、」


阿部「白雪さぁ、」


お店の入り口で待ってると

阿部さんが壁にもたれながら


阿部「なんか、よく笑うようになったよね」


白雪「そうですかね？」


阿部「うん。初めて合った時は、ほら、

　 めちゃめちゃ人見知りしてたし」


白雪「それは、、そうですね、、。

　 なんていうか、佟籐でも人との距離を感じながら

　 学園生活過ごすんだって思ってたので、

　 なんか別世界にいるみたいで、

　 戸惑ってたんです、」


阿部「そっかぁ、、。今は、？」


白雪「そうですね。、

　 すごく、楽しいです」


阿部「うん。俺も。

　 みんなも、白雪と一緒に過ごせて

　 楽しそうだよ。」


白雪「本当ですか？」


阿部「うん。見てたらわかる。

　 1年はともかく、2年はずっと見てきたから。

　 あんなにはしゃいで、ゲラゲラ笑って。


　 白雪と会ってから、

　 そういうの増えた気がするんだよ。」


真剣な顔で話す阿部さん

ちゃんと阿部さんと話したの初めてかもしれない


白雪「嬉しいです。

　 わたし、やっぱり、佟籐でよかったです。」


阿部「ん？、あー、城麟の生徒会に

　 勧誘されたってやつ？」


白雪「あ、はい、。

　 城麟学園のことはよく知らないですけど、

　 佟籐に入らなかったら

　 みんなにも会えなかったって思ったら

　 やっぱり佟籐学園でよかったって、」


阿部「そっか、良かった。

　 Aがそう思ってくれてて。」


深澤「おーい！みんな捕まえたー！行こー！」


白雪阿部「「はーい！」」

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