「ライバルとプライド」 ページ28
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「白雪side」
白雪「その、森本さんは、
岩本さんや佐久間さんのこと、
嫌いになってしまったんでしょうか?」
深澤「どうだろうね。
それは俺にはわかんない。
でも、当時の俺たちはまだまだこどもで
目の前のことに必死になって、熱くなって、
いつの間にか、
仲良かった時ってどんなだったっけって
なってんだよね。
別にお互いのこと、傷つけたいとか
陥れてやりたいとか
思ってるわけじゃないって
俺は思ってるんだけどね。」
目黒「なんか、、難しいっすね。」
深澤「そうだよねー。俺らもごちゃごちゃしてて
訳わかんないんだよ。」
困ったように笑う深澤さんは
少し悲しそうで、呆れてるようにも見えて
こんな弱々しい深澤さんを
わたしは初めて見た。
たぶん、その出来事は、
どっち側にとっても苦しく辛い思い出でで、
「許す」とか「許さない」とか
あんまり関係なくて。
お互いにどっちつかずの状況にも自分にも
うまく区切りがつかないままでいるのかもしれない。
深澤「ごめんな、なんか重い話して。」
白雪「いえっ、そんな、、」
深澤「ラウールと向井にも話さなきゃな。」
目黒「そうですね、、。」
深澤「目黒、時間そろそろやばいんじゃない?」
目黒「あ、ほんとだ。
すみません、俺行きます。」
深澤「気ぃ使うなよw 行って来い。」
白雪「いってらっしゃい、」
目黒「家まで送れなくてごめん、」
白雪「そんなこといいのに!
仕事頑張ってね。」
目黒「うん。気をつけて帰って。」
白雪「ありがとう。」
目黒くんは駅からタクシーで仕事へ向かった。
わたしと深澤さんはコーヒーを飲み終わるまで
少し話をすることに。
深澤「肩、だいぶ良くなってきたんじゃない?」
白雪「はい、まだ動かすと少し痛みますけど
体育祭までには完治しそうです。」
深澤「良かった。」
駅のベンチに座って40分くらい経った
「そろそろ帰ろうか」って
立ち上がった瞬間だった
女性「あの、佟籐学園の学生さんよね?」
深澤「はい、そうですが、」
女性「向こうで佟籐学園の制服着た子達が
道で喧嘩してたわよ!」
深澤「え?!どこですか?!」
女性「こっち!」
深澤「A、ちょっとここで待ってて!」
白雪「えっ、はいっ、」
慌てて行ってしまった。
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スヒョン(プロフ) - 瑞穂さん» 瑞穂さん、コメントありがとうございます。白雪は、ルールに厳しい人みたいですw (2023年1月19日 23時) (レス) @page2 id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
瑞穂(プロフ) - スポーツマンシップに乗っ取りなさいよ無理www (2023年1月19日 23時) (レス) @page2 id: e05601dfa7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - 泡沫のアリスさん» ありがとうございますぅぅぅぅ‼︎気合い入れて書きます😎 (2022年12月30日 0時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫のアリス(プロフ) - 続編も愛しますぅぅぅぅ‼︎ (2022年12月30日 0時) (レス) @page50 id: 1b7d065d03 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - 夜桜霞さん» コメントありがとうございます!嬉しいです😳更新頑張れます✨ (2022年12月28日 13時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スヒョン | 作成日時:2022年12月21日 23時