姫枠なんて聞いてないっ！ｰ2ｰ

EP.12「体育の祭りだから」 ページ21

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『白雪side』



テスト全期間が終わり、生徒会室で会議中です。


深澤「テストお疲れ様でした。

　 バタバタして申し訳ないけど、

　 来月の末に体育祭控えてるから

　 会議進めていきます。」


岩本「大体ベースは去年と変えないつもりで行くけど」


目黒「去年って日本武道館でやったんですよね？」


白雪「え？体育祭を？」


向井「そうやったな、そういえば。」


白雪「ちょっと、待ってね。、

　 着いていけてないんだけど、

　 体育祭を日本武道館でしたの？」


岩本「うん。だって全校生徒2000人だよ？」


白雪「日本武道館って14万人くらい入るよね？」


阿部「ほら、うちって芸能科あるし、

　 表に出るひとが多いからさ、

　 家族とか、ファンの人とかが来たら

　 結構埋まっちゃうんだよね、これが。」


白雪「すごいですね、。」


ラウール「入りたい人は誰でも入れるんですか？」


深澤「流石にそこはセキュリティちゃんとしないとね

　 チケット制にしてるから、

　 本人確認してからネットで予約してもらう。」


白雪「、、(これ体育祭だよね？)」


ラウール「俺見に行きました、去年の。」


岩本「どうだった？」


ラウール「面白いですよね！

　 ちっちゃなオリンピックみたい。

　 スポーツ推薦の人とかまさにそうだし、」


白雪「たしかに。生徒にとっても、

　 練習の成果を見せられるいい機会かもね。」


渡辺「でもやっぱ1番はあれじゃない？

　 佟籐の名物。」


宮舘「そうだね。」


白雪「え？なんですか？」


佐久間「特典争奪戦でしょ！」


白雪「とくてん？」


阿部「たとえば、騎馬戦で優勝したら

　 カフェテリアの1ヶ月無料とか。」


深澤「リレーで優勝したら

　 学食無料とか、寮の部屋にテレビついたり」


白雪「ご褒美みたいな感じですか、」


宮舘「うん。そんな感じ。」


岩本「俺たちそれで生徒会になったから。」


白雪「、、、、え。

　 えっと、、どういうことでしょうか？」


岩本「前の生徒会がいた時代の体育祭だったんだけど、

　 特典がむちゃくちゃで、

　 自分達ばっか勝てるようにしてたんだよ

　 見てる人も盛り上がってなくてさ、」


阿部「だから、その生徒会を焚き付けて

　 勝負して勝ったら生徒会に入れてくださいって

　 それで勝ったから、生徒会に入って

　 乗っ取ったわけ。」

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