姫枠なんて聞いてないっ！ｰ2ｰ

EP.11「前期中間試験」 ページ16

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『白雪side』


新入生歓迎パーティーから数日


わたしは図書館に来ていた



白雪「やっぱ好きだなぁ、ここ、、」


ラウール「わかる、。

　 あ、続き見たいのあるんだった、」


白雪「ラウールくん、勉強しに来たんでしょ？」


ラウール「そうでしたー。」


わざとらしくそういうと、

ラウールくんとわたしは

テーブルに向かい合って座る


白雪「目黒くんと康二くんは？」


ラウール「もうそろそろ来るはずだけど、」


白雪「ラウールくん、別に勉強しなくても

　 平気じゃない？

　 入学試験トップだったんでしょ？」


ラウール「トップをキープするため。

　 あと上には上がいるしね。」


白雪「なるほど。、」


ラウール「その上の人に直接教えてもらえるから

　 俺はラッキーだなぁ。」


白雪「大げさだよ、」


ラウール「早速ですが、」


白雪「なんで敬語？」


ラウール「まずはフランス語からお願いします」


白雪「は、はい。」


急に敬語になると、なんか変、、


ラウール「あ、ちょっと待って、」


カバンから取り出したメガネをかけるラウールくん


白雪「(メガネ、、似合う、、)」


ラウール「白雪先生、そんなに見られると

　 照れるんですが？」


白雪「はっ、、し、失礼しましたっ、、」


ラウール「え？なに？w

　 メガネをかけてるとこ

　 見たことなかった？」


白雪「うん、はじめましてです。」


ラウール「そっかそっか。

　 目結構悪いからさ、

　 深澤さんほどじゃないけど、」


白雪「よく目細めてるもんねw」


ラウール「そうそう。

　 授業も席前の方だし、

　 不便なことってあんまないけど

　 ここ暗いからさ。」


白雪「そうだね。

　 眠たくなりそうな暗さだよね。」


ラウール「眠たくなる前に、勉強しちゃおう。」


白雪「うん。えっと、フランス語だっけ？」


ラウール「そう。」


白雪「どこがわからないとかある？」


ラウール「文法はたぶん大丈夫なんだけど、

　 リスニングが、」


白雪「あー、わたしも苦手なんだよね、」


ラウール「Aにも苦手なことあるんだ、」


白雪「いっぱいあるよ！」


しまった、、つい大きな声で、、


ラウール「しーっ、、ww」


白雪「すっごい見られた、、」


ラウール「ははw おもしろw」


白雪「恥ずかしい、、」


ラウール「大丈夫大丈夫、」

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