姫枠なんて聞いてないっ！ｰ2ｰ

EP.10「はじめましてのご挨拶を」 ページ12

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『ラウールside』



Aを家に送るために3人付き添って駅に向かう


白雪「本当に送り迎えするの？」


目黒「なんで？」


白雪「いや、、視線が痛いというか、、」


ラウール「そう？」


向井「どうやろなぁ、、」


白雪「(慣れって怖い)」


目黒「会長なんだから堂々としてなよ」


白雪「はい、、」


校舎を出てもう少しで駅に着く頃


？「あれ？今日は佐久間いないと思ったら、

　 護衛が3人も付いてんじゃん」


横道から出てきたのは

真っ黒な制服を着た、学生？だよね、きっと

佐久間さんの知り合い？


向井「何か用ですか？」


何か感じ取ったのか警戒する康二


？「あれ？俺たち認知されてないよ、ジェシー」


？「ははっ、むかつくねw」


「ジェシー」と言われたその人も

同じ黒い制服を着ていた


ジェシー「眼中にないらしいね、俺たち。」


目黒「勝手に話さないで貰えます？」


ラウール「ていうか、道塞がないでよ」


なんか嫌な感じするな、この人たち


田中「あー、君たちには興味ない。

　 そこの女会長に挨拶したいだけ。」


ジェシー「てか、どうしたの？

　 怪我してるじゃん。」


白雪「え、」


目黒「教える必要ないでしょ、

　 名前も名乗らない人たちに。」


田中「そうだったねぇ。

　 城麟学園2年の田中樹でーす。」


ジェシー「同じくジェシーでーす。」



やっぱり、「城麟学園」。

佐久間さんから帰る直前に

真っ黒の制服着てる奴には気をつけろって

言われてたのに

案の定絡まれちゃったな、、、



白雪「何か、御用ですか？」


ジェシー「おぉ、声初めて聞いたかもー

　 顔と同じで綺麗な声だねぇ？」


ど直球のナンパみたいなセリフに

流石のAも一歩後ずさる


ジェシー「あれ？警戒されちゃったw」


田中「お前目が笑ってねぇんだよw」


、、、なんで笑ってんだろ、

笑いの沸点低いのかな、、この人たち、


白雪「3日前、電車の隣の車両に乗ってたの

　 お二人ですよね？」


Aのその言葉に城麟の2人の笑い声が止まる


田中「へー、、バレたんだー。」


ジェシー「ははっww 期待以上だよこの子w」


向井「なんなん？

　 全然話が読めへんのやけど、」


目黒「白雪のことつけてたらしいな」


ラウール「こっちのこと完全無視で我が道進む感じ

　 なんか腹立つな。」


Aは肩を怪我してることもあるのか

警戒心丸出しで俺たちの後ろに立っていた

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