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ーAの記憶ー
祠の中はまるで洞窟のような空洞になっていて、地上の光を通さない真っ暗な中に、行燈がいくつか壁際に置いてある。
奥の方には大きな石が置いてあって、そこには大量のお札と紙垂(しで)が貼られていた。
出入り口には、木で出来た柵の外に、鉄の柵がいくつもあって、そこにもお札と紙垂がびっしりと張り巡らされていた。
1人になってから、どれくらい時間が経ったのかわからないけれど、時折陰陽師の侍女が来て粗末な食事を置いて出ていく。
『これじゃ、死んで欲しいのか、生かしたいのか分からない。』
でも、わたしは生きる事を諦めたわけでは無かった。
祠の中を隅々まで調べて、何か抜け出す方法が無いか調べていた。
けれど、ここには何も無いみたいであと調べていないところといえばこの大きな石くらいだ。
『不気味な石、、。でもなんでこんなに気になるんだろう。』
引き寄せられるような感覚、でも、少し怖いとも感じてしまう。わたしは自分の身長の2倍ほどある石の裏手回ってそこにある文字を読み上げてみる。
『赫夜(かぐや)の死する証
妖を鎮め 地に光を落とす
天の暁月(ぎょうげつ)が赤く染まりし時
再び天女が人となり
華蝶の憑きし瞳の妖と契る者
陰る酷曇を祓う』
たったこれだけの文字が書かれているだけで、あとは何も無い。何度も何度も読み返すけれど、さっぱり意味がわからない。
『あれだけの書物を読んだって、意味がわからないんじゃ仕方ないのに、、』
深澤「ちょっと待って」
『あ、はい。』
話の最中に声をかけたのは深澤さんだった。
深澤「元々霊力無かったの？」
『そう言われました。』
阿部「聞いた事ないね、そんな話、」
渡辺「また嘘なんじゃないか？」
目黒「、、いや、嘘はついてない。」
宮舘「そもそも霊力が無い人間がいるなんて、初耳だし、開眼の儀式とやらも初めて聞いたな。それなら、途中から妖を見ることができるのか。」
『いいえ、開眼の儀式は覚醒させるだけなので元々少しは見えていないと意味がないんです。』
岩本「でも、その全てが真実じゃない可能性もあるな。」
村上「真実じゃない？」
岩本「その安倍唱詠と言うやつが、嘘を言っている可能性もあるだろ。お前を異端児として閉じ込めておくために。」
佐久間「でも、何のためにそんなこと、」
『安倍唱詠が、祠の封印を解きたかったからです。』
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Asura(プロフ) - ありがとうございます！楽しみなしてます😆 (6月9日 1時) (
レス) id: 79a3f00215 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - Asuraさん» はじめまして！コメントありがとうございます！まだ続編移行しておりませんので、しばしお待ちください！移行しましたら移行先貼りますね😊 (6月8日 1時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
Asura(プロフ) - 初めまして！スヒョンさんのお話大好きです❤️いつも更新楽しみにしながら読ませていただいてます😆突然なのですが、続編の移行先はどこになりますか？ (6月8日 0時) (レス) id: 79a3f00215 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - 39ra1sh0wさん» コメントありがとうございます！usermho6x4ya37←こちらになります！作品名検索でも出てくると思います！ (6月7日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - はなさん» はなさんコメントありがとうございます！嬉しいです😊 (6月7日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2023年4月22日 2時
