7.欲 ページ7
「実はね、何故か分からないけれど、Aの事となると余計に気になってしまうんだ。
今回だってそうだ。悟と2人きりで出掛けると聞いて、居ても立ってもいられなかった」
もう片方の手を私の腰を隣につく。
「私の格好、変じゃなかった？
慌てて出てきたから、考える時間がなくて適当なものになってしまったんだ。
でも、結果的に君の隣に座れて嬉しかったよ。
君の近くに、こうやって…」
先程まで顔に沿わせていた手で腕を掴むと、彼は私の身体を一気に引き寄せた。
自動的に、私の身体は夏油くんに包まれる形となる。
「ねぇ、Aは私の事どう思っているの？私の君への気持ちと同じなのか確かめたいんだ…」
彼の吐息が耳元にかかってくすぐったい。
「…ん」
「…え、ちょっと待っ」
「何してんのお前ら！！！」
2人の甘い(？)時間は、白髪のクラスメイトによって閉じられた。
結局、帰りは私1人で帰ることになった。
「良いの！悪いのは全部傑なんだから気負うなよ。ほら、さっさと先に戻っとけ。俺らは後で帰るから」
五条ってこういう時は気が利くんだな。とか思いながら私が食べた分だけの会計を済ませる。
「あ、レシート大丈夫です」
そういや、夏油くんは貰う派だっけ。
こういう時に限って、私の脳みそは冷静に働く。
「ありがとうございましたー！」
背中に店員さんの声を受け、高専への帰路を進む。
何だったんだろ。
夏油くんが、まさか私を抱き締めてくるなんて思わなかった。
顔も、腕も、身体の全部が灼けるように熱い。
別に彼のイメージが崩落した訳じゃないけど、何ていうか。
「＿＿＿夏油くんも男だったんだな」
と改めて感じたような。
彼の事は以前から好いていた身だが、ここまで積極的なタイプだとは。
身体に触れられたら勿論ドキドキしたし、彼の声が耳にかかると正直ぶわっと来た。
けど、何だか腑に落ちない。
彼は、私の事が好きで抱き締めてきたのか。
私の“好き”と、彼の“好き”は違うのではないだろうか。
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桜都葉(プロフ) - エーミールさん» 直ってます直ってます！！すいません、お手数おかけしてしまいまして…！！これからも、応援してますね！！ (3月20日 22時) (
レス) @page3 id: 16abf5aa00 (このIDを非表示/違反報告)
エーミール(プロフ) - 桜都葉さん» イマイチ占ツクの名前設定について理解しておらず…只今設定し直しました！大丈夫ですかね…？ (3月20日 21時) (レス) id: 7ca7fd7c36 (このIDを非表示/違反報告)
桜都葉(プロフ) - 勝手ながら、ご指摘させていただきます…！夢主の名前は、( )を付けて(名前)としないと、名前に変換されませんよ…！お話、すごく面白いです！更新楽しみにしてます！ (3月20日 16時) (レス) @page3 id: 16abf5aa00 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - しろりんさん» ごめんなさい！私の確認不足でした…書き換えておきます><: (3月14日 17時) (レス) id: a0318775f1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - さしす組が高専の時はガラケーだから、PayPayのアプリは無いですよね？ 😮´- (3月14日 17時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょん | 作成日時：2024年1月31日 15時
