歌い手の妹は踊り手兼歌い手です (ページ13)

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11話　続きページ13

続きです

【イジメられてるって言う根拠が俺たちにはないが、やっと金城が笑うようになってきたのに何かあってまた前みたいになるってのは担任として、いや、一人の大人として止めたいなと思ってる。】

【こんなのエゴにしか聞こえないかもしれないが、俺は笑顔だったやつがそうじゃなくなるのは見ていたくないんだよ…まぁ笑顔が消えたとしても俺が取り戻してやる気だけどなw】

『教師って意外とちゃんとしてる人もいるんですね…去年の担任の先生なんて私がハブられてんのを我関せずみたいな顔で見てるだけでしたからねww』

『私が先生にイジメられてますって言ったら助けてくださいって言ったら何とかしてくれますか？助けてくれますか？』

【嗚呼、何とかしてみせる】

『その自信はどこから出てくるんですか？ww』

【おいっww俺がカッコつけて答えた意味よww】

『じゃあ、先生助けてください。もう一人になりたくないです。』

【詳しく聞いても良いか？】

『はい』

　私は今までにAちゃんにやられたことを全て包み隠さず話して証拠も見せた。そしたら先生は涙目になりながらもちゃんと聞いてちゃんと考えてくれた。

【なるほど…理事長先生や校長先生にこの事話しても大丈夫か？】

『良いですけど、この事家に連絡しますか？』

【あぁ、連絡しようと思っていたが金城が嫌ならしないぞ？】

『なら、連絡はしないでくれると嬉しいです。兄に心配かけたくないので…』

【分かった。さて、どうせ鞄持ってないってことは絹張たち待ってるんだろ？早く行かないと鞄持って帰られるぞww】

『確かにwwありがとうございました。さよなら！』

【おう！また明日学校でな〜！】

まじで鞄持ってかれてるかもな…