Episode 132 ページ19
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みんなと別れてキャラバンに乗り込む。
途中の道を走っていると、突然キャラバンは停止してしまった。何事かと思っていると、先程無理に走ってしまったせいで動かなくなってしまったらしい。直すのに時間が掛かるとの事で、皆はキャラバンを降りてサッカーを始めた。マネージャーもサッカーをしているが、秋だけはサッカーをしていない。秋の隣に座る。
「Aちゃんはサッカーしないの？」
「んー、さっき沢山したからね。疲れちゃった。秋はしないの？」
「うん。私はいいの」
そっか、と笑って青空を見上げる。
今なら心の底から笑える気がした。たとえまだ研崎が捕まっていないとしても、今なら彼奴にも勝てる気がするのだ。晴矢と風介とヒロトに、研崎は任せた、と言われてしまえば勝たないわけには行かない。必ずあの最低男を捕まえてみせる。
「……Aちゃんって、初めよりずっと元気になったわよね」
「え、そう……かな」
「うん。いきいきしてるし、初めの頃のピリピリした感じがなくて、私、今のAちゃんが眩しく見えるよ」
「あー……『シエル』はもう黒歴史だからね。
私ね、思うんだよ。今の私ならエイリア学園にいた『シエル』を救うことが出来たかもって。それ以上に、何でこんな簡単なことに気付かなかったんだろうって。
もし今の私のまま、過去に戻れたとしたら、『シエル』の、もう一人の私を救うことが出来るんじゃないかなって。
でもそれは雷門がいたからで、雷門がいなかったらきっと私は、今でも闇の底に突き落とされたままでいたと思うの」
「……ううん、そんな事ないよ、きっと。
エイリア学園のみんなを救える勇気が芽生えたのは、Aちゃん自身がそのもう一人のAちゃんとしっかり向き合うことができたからだよ。
このままじゃダメだって気づいたのは、私達誰かが言ったから？
自分で気づいたんじゃない？」
――私自身が、『シエル』と向き合ったから、か。
確かにそうなのかもしれない。小さい頃、シエルになりたての頃も、これが間違っていると思った事があった。雷門に出会う前から、思っていた。でも、思いたくなくて、蓋をして、シエルになった。
夢の中で、シエルに出会ったことがあった――。
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涼野このみ(プロフ) - 凪沙さん» やーんすき!!ありがとう!!頑張るね!!頑張ってヒロトとイチャイチャさせる!! (2017年7月19日 20時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - このみんエイリア編完結おめでとー!!世界編期待してます（笑）頑張ってね！ (2017年7月19日 19時) (レス) id: 38003636ff (このIDを非表示/違反報告)
涼野このみ(プロフ) - 雨宮シロ@ブイブイさん» ありがとうww (2017年7月17日 20時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - 更新お疲れさま( ´艸｀) (2017年7月17日 18時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
涼野このみ(プロフ) - 凪沙さん» コメントありがとう！いやいや、私なんてまだまだ未熟者だし、他の作者さんには到底及ばないよ〜……。私は凪沙ちゃんに尊敬してるかな。ありがとう！これからも頑張るねー！ (2017年6月5日 14時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼野このみ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sugnk１/
作成日時：2017年6月4日 12時
