EP.51 ページ4
突然光に包まれ、思わず目を閉じる。
ゆっくり目を開けると、なんとそこは!
「たっかい…!」
in観覧車。しかも1番上まで上がってる。
観覧車って高い所に行けるかどうかで好みが別れるけど、私は好きです観覧車。てっぺんでゴンドラ揺らしてました。
中を見渡す。ありましたよ爆弾。確か動いたりしたらバーン!だっけ?
楽しくゴンドラを揺らすことも出来ずにじっとしていると、ポケットに入れていたスマホがバイブ機能を取得。メールだ。
差出人は中村先生。米花病院の爆弾は解除した、と書いてある。
えっあの人どうやって時空を超えたの?
まあいっか。
特にすることもなくぽけーっと外を見ていたら、いつの間にか地上に降りていたらしく誰かが乗ってきた。
救済2人目、松田陣平だ!
松田陣平は最初私の存在に気づかなかったらしく、乗ってしばらく見渡してから気づいた。
「…は?おいガキ、何でここにいる」
顔こっわ。全身真っ黒のグラサンこっわい。ヤのつく人じゃん。
「いやー、なんやかんやありましてね」
「テメェここに爆弾があるの分かってんのか!?死ぬぞ!」
「おにーさんが解体してくれるんでしょ?」
ほれ早く、と催促すると大人しく解体に取り掛かってくれた。素直すぎてびっくり。ちなみに今の私、見た目年齢13歳くらい。厨二に目覚めそうなお年頃である。
だが頭脳は高校生なため、特に右手が疼くこともなく大人しく座っている。すると隣から舌打ちが聞こえた。
「チッ…」
「どったのおにーさん」
「もう1ヶ所爆弾が設置されているとよ。しかもこいつが爆発する3秒前にヒントが出るらしい」
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作者名:杉元 | 作成日時:2020年5月26日 14時