シュガー＊ステップ（Kazuya.O） (ページ2)

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02＊ページ2

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「かずくん、起きてー！おはよう！」

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お隣さんのかずくんこと、和也くんは

私のひとつ上で、小さい頃からずーっと一緒の言わば腐れ縁ってやつ。

かずくんは、朝起きるのが大の苦手で、

毎朝起こすのが私の日課になってる。

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和也「うっわ……めっちゃうるさい奴きた…」

がばっと白い掛け布団を剥ぎ取ったら、
黒いパーカーにハーフパンツのかずくんが、面倒くさそうにそう言った。

「だって早くしないと遅刻するよ？」

部屋の時計はもう7時半を指してる。

学校までは電車で15分だけど、

かずくんの準備時間とか駅まで歩く時間を考えたら、結構ギリギリ。

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和也「んー…あと5分寝かせて…」

「だめ、遅刻するよ」

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本当はね。

朝あんなに頑張って支度するのも、

ほんのちょっとだけ、かずくんのためだったりするんだけどなあ…なんて

まだ寝ぼけてるかずくんは知らない。

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