佐野妹は白濱彼女。 Part4

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玲於と会話を交わさないまま2週間





今日はオフで、亜嵐と一緒に家にいた





「お前さ、」





食器を洗っているとふと亜嵐が私に言う





「そろそろ仲直りしろよ」





『……わかってるけど』





「全然わかってねえじゃん、お互い自分のプライド守りすぎだよ」





プライド？なにそれ





最近短気な自分





深呼吸をして気持ちを落ち着かせた





このままじゃ玲於だけじゃなくて亜嵐とまで喧嘩しちゃいそうだ





『そうだよね、仲直りしなきゃね』





「おう」





『私今日は前の家で寝るわ』





私が言うと頷いた亜嵐





すぐさま準備をして前の家に向かった





まだ持っていた合鍵をさしてドアを開ける





人の気配はなかった





そりゃそうだ、玲於は今日確かGENETALKの収録だったはず





『おじゃましまーす……』





久しぶりに戻ったな





私が亜嵐と同棲をしてから初めて戻って来たかも





なんか、寂しくなった気がするなぁ





リビングに入ると台所には洗われてない食器がたまっていた





汚ねえ、なんじゃこりゃ





『はぁ』





しょうがない、妹が手伝ってやろうじゃねえの

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