佐野妹は白濱彼女。 Part4

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「靴脱いで、みんな待ってるから」





みんな待ってる……？





するとリビングの方からドタバタと足音がする





あ、隼の足音だな





もう足音でわかるってきもい





ドアを開ければパンッてクラッカーの音





「ハッピーバァスデェーー！！」





隼が先頭にそういえば、みんな口々に誕生日おめでとうって言ってくれる





よかった、忘れられてなんかなかった





その安心感からまた溢れる涙





「A泣きすぎや」





龍友くんが言う





『だってっ、忘れられたかと思ったし……、亜嵐怖いしっ……』





「あれは演技だから、な？」





忘れられてからのサプライズって作戦だったらしい





「でも、あの男はほんとに誰か気になる」





「なんて名前だっけ？宇宙？」





「宇宙？俺やん！」





玲於が思い出そうとして全く違う名前を言うと、





それを聞いた裕太くんが反応





『銀河って人』





「誰だよくそ」





龍友くんが言えば、口が悪いってメンさんがツッコミを入れる





すると急に涼太くんをバシバシ叩きながら大爆笑しはじめた隼と、痛いって涼太くん





それを動画におさめる亜嵐





私、やっぱこの七人が大好きだ





二十歳最初の日は、最高の日になりました

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