佐野妹は白濱彼女。 Part5

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そう関心していたとき





玲於がチラッと私をみた





あ、あの目は明らかに私に助けを求めている





俺亜嵐くんとキスしたくない とでも言いたげな目





『……あのさ、その手段はすごくいいと思うけど

俺も俺で、今のA俺の姿してるからすげえ嫌なんだけど』





「……私も、玲於の唇に亜嵐の唇がつくのはイヤ」





ちょっと玲於っ！？私別にそんなこと言わないからっ！！





「なっ、可愛い……」





とか言って顔を隠す亜嵐





やめっ、まってそれ私じゃなくて玲於なんですけどっ！





「このあと雑誌撮影だけどどうするん」





一番騒ぐと思っていた隼が、真剣な顔をしてそう言った





隼は、いつも何も考えてないように見えて一番物事を冷静に判断してる気がする





『……あんま周りにバレたらめんどくさいし

一応Aのフリはするけど』





「危なかったらちゃんとフォローしてね」





コクコクと頷くみんな





ああ〜、面白い





どうしてこれに騙されちゃうのだろうか

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