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ぽかんと口を開けたままの僕。先ほどのジェイドと全く同じ顔をしたAを見て、ジェイドはくすくすと口元に手を当てて笑った。

確信7割といったところだったので、安堵も驚きも嘘ではない。あとの三割は不確定要素、例えばジェイドの嗜好や趣味に打ち勝てるか___というところだったが、どうにか了承を得られたようだ。きっと彼の事だから知識欲が先だろうが、それでも二つ返事で了承を得られたことは大きい。ふと、顔を挙げれば彼の顔が目の前にあった。至近距離で見ると破壊力がすさまじく、一年間ジェイド・リーチヲタクをしていた僕からすればここはただの天国だった。



「ああ、あと、ひとつお伺いしたいことが」
「え、ぁはい、なんですか」


オクタヴィネルらしい裏のある微笑。


「見たところ、貴方の姿は鏡に映らないようなのですが…おかしいですね」


「…なにか、不都合でも?」



結局愛だ恋だで解決するだなんてこれっぽっちも思っていなかったけれど。
やはりそこが気になった点なのか、かなり直接的に探りを入れてくる。付き合うなら話せ、ということだろうか。




「いえ、少し気になっただけですので」
「そうですか。じゃあ、今日は貴重なお時間をありがとうございました。とっても嬉しいです」
「それは良かった。Aさんのことが知れて僕は嬉しいですよ」




「ふふ、幸せなものですね」






では、また明日、






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細雨(プロフ) - トキぴょ〜ぬさん» ご指摘ありがとうございました。今の今まで気づきませんでした… (2020年5月30日 21時) (レス) id: 5c3a193805 (このIDを非表示/違反報告)
トキぴょ〜ぬ(プロフ) - about he なんですが、文法的にはheではなくhimだと思います。 (2020年5月30日 20時) (レス) id: 1d5e8d6cea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月29日 14時

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