静寂の朝、君といる世界。~ school days ~ 【 Tk × In 】

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伊野尾side




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大「じゃあ、気を付けてね」



腰の痛みは尋常じゃないけれど学校にいかなければならない。



玄関まで大ちゃんが見送りをしてくれる。



慧「分かった。

…じゃあ行ってきます。」




そう言ってドアを開こうとした刹那、左腕を捕まれる。




何事かと思い後ろを振り向くと、どんどん近付いてくる大ちゃんの顔。



そして、触れあう唇。



大ちゃんの舌が無理矢理俺の口内に捻り込まれる。



蕩ける程長く甘いキスに意識が遠のいていく。



唇が離れると、大ちゃんに強く抱き締められた。




大「慧可愛いから、俺いっつも不安になっちゃう。

他の奴に好かれちゃ駄目だからね?」





慧「わかってるよ。

あ、遅刻しちゃうからもう行くね?」



そう言って、俺はこの空間逃げるかのように家を出た。



大ちゃん、今悲しんでるかな。




なんて事を思うほど俺はいい奴じゃない。









ごめんね、大ちゃん。





さっきまで大ちゃんと一緒に居たのに、もう他の奴の事を考えてるんだ。





慧「たかき、ゆうや…」



俺の言った言葉を朝焼けが、そっと照らした。







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