頼むから見てくれ。ニート6人を飼う男が『彼氏ぶる姿』を 4

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YG「ちょっともう勘弁して頭痛くなってきた…」
マリア「今頭痛いって言った」
YG「比喩」
マリア「事実でしょ？」
YG「いいえ？」
マリア「嘘」
YG「も〜〜〜〜〜〜〜。勘弁してくれない？もう夜中の1時だよ？もう寝よう？寝ないの？今日」
マリア「ここの家事したら速攻帰って寝る」
YG「俺、いるから。ここに。見える？俺の事見えてる？大家でーす」
マリア「病気に侵された男が見えるけど」
YG「俺、病気、治った」
マリア「あたし、そうは、見えない」
YG「目がおかしい」
マリア「頭おかしい。病気で死ぬか？」
YG「生きる」
マリア「いいやこのままだと死ぬね」
YG「いいやめっちゃ生きる」
マリア「いつもの語彙力は？皆無じゃん。風邪ひいてる証拠っしょ」
YG「も〜ほんとに勘弁して。もう勘弁して。動画編集したいしやること沢山あるし…」
マリア「編集なんかしてんの！？やめとけよ！？！？！？」
YG「俺の勝手だろ」




………あれ？
マリア様黙っちゃった…？


ナムジュン氏が肩をすぼめてそっとマリア様の腕から手を放して離れた
それと連動して僕達も後ろに下がる



マリア「…………………」



さっきまで喋りまくってたのが嘘みたいだ
耳が忙しかったのに急に静かになったから耳鳴りしてきたよ、僕

いつの間にかユンギ殿の後ろの方にいるジミン氏とテヒョン氏
『あ………』って、ちょっと真面目に緊急事態、って顔してる

ユンギ殿もちょっと変な表情しながら
それでもマリア様を睨んでる




マリア「…………………」
HS・NJ・JIN・JK「オッ…」





急に振り返ったマリア様
僕達の頭を軽く撫でながら颯爽と歩いて行ってしまう



YG「お、おいなんだよ急に！！！！」



ユンギ殿、完全無視のマリア様
何度か呼びかけると足を止めて振り返った




マリア「勝手にすれば、どうぞ」




呆れた顔してる…
でもそれとは反対にカバン持ってる手がぎゅ〜ってしてる




マリア「なんか手伝ってほしかったら連絡してください。それ以外別に用がなければ連絡してこなくていいから。…忙しいんだよね？」




そう言って歩いて行ってしまうマリア様…
怒っちゃったのかユンギ殿もすぐに家の中に入って行ってしまった



JK「……僕のせいだ」



心臓が壊れそう…
僕が玄関を開けたりしなければこんなことに…



JIN「……大丈夫ジョングク氏。これでいいんだよ」
JK「…？」



泣きそうな僕の頭を撫でたジン氏が優しく笑ってくれた

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