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ユンギside
マリア「なんで…なんでちゅーなんて…(泣)」
YG「…おう」
申し訳ないと思っている
でも俺のこの鼓動を聞いてくれ
死ぬ
マリア「でも…ちょっと触れただけだから…触れただけだから……チューじゃないよね…」
YG「……おう」
いや、『ちゅー』だ
あれはもう『ちゅー』
なかなか前の車が進まないから気がまぎれない
何気なく隣の車を見てみると少女がキラキラした目で俺の事を見てくる
思わず二度見した
YG「……見られたぞ。俺達の『ちゅー』」
物凄い俺を見てくる少女
助手席のお母さんが『どうもすみません笑』ってやってきた
何でかわかんないけど一応俺もお辞儀した
マリア「へ？はに？」
YG「お前よくこの状況でチョコバーに心わいたな」
マリア「まぁ別に…事故でしょ」
助手席のマリアを見るとチョコバー食ってる
俺との『ちゅー』よりチョコバー…か
マリア「………あ、すごいピンクの車」
YG「お前の髪の毛とおんなじ色じゃん笑………」
『えー。あたしそんなにピンクー？』なんていながら
俺に背を向けて窓に張り付くマリア
マリア「水色の車いたら笑うわー」
耳が、真っ赤だ
・
・
・
マリアside
触れただけ
それでもあれは
きっと『ちゅー』
おっ！？
すげー五七五だ！！！！
わーい五七五だ〜っ♪
死
五七五じゃねえよ
SOSだよ
窓から外を眺めるけどまっ…たく
まっ………たく気がまぎれない
何回もさっきの光景がリピートされかける
あたしの唇を見つめるユンギ…
必死にお母さんのこと思い出して紛らわした
結婚してくれだの付き合ってくれだの
婚約者になってくれだの
女性としては飛び上がるほど嬉しい言葉を浴びせてくるユンギ
でもまさか実力行使してくるとは
しかもただの『ちゅー』ではない
あいつはきっと『口移し』しようとしてきた
『口移し』はその…
『口移し』は『ちゅー』のそのまた向こう側だ
YG「もう満足した？チョコバー」
運転席を見ると窓枠に肘ついてハンドル握ってるユンギ
マリア「もう十分です」
YG「いくらでも『口移し』してやるけど」
マリア「何にも食べてないのに何を『口移し』すんの？」
そう言ってあたしに背を向けて窓の外を眺め始めたアイツ
YG「…知らね笑」
耳が真っ赤だ
第40話 大魔術師→←第39話 ウワアアアアアアアアアアアア
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唐辛子マン(プロフ) - イカレさしたった (2020年1月27日 18時) (
レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - konoeさん» 本当ですか！？ありがたや…これからも末永くよろしくお願いいたします！！！！ (2020年1月20日 1時) (レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
konoe(プロフ) - はじめまして。今まで読んだ作品中、１、２を争って面白いです！抜群！ありがとうございます。 (2020年1月19日 14時) (レス) id: fc382f7f30 (このIDを非表示/違反報告)
はま(プロフ) - そな。さん» なんなら酒飲まないと書かないまである。伝わってよかったｗｗｗ (2020年1月19日 7時) (レス) id: 033aa0ce0a (このIDを非表示/違反報告)
そな。(プロフ) - あら唐辛子マンさんお酒飲まれるんですか！？ ダーティワークちゃんと伝わりましたよ！へへへへへへ← (2020年1月19日 3時) (レス) id: 0ef8f55913 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン | 作成日時：2020年1月9日 20時
