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憂鬱だ
昨日あんだけたらこパスタで爆笑したのに
マリアに会うのが憂鬱だ
YG「降りたくねぇな…」
車の中で躊躇してる俺
でも仕方ない
行くしかない
キョッキョッ
いつも通り荷物を持って車の鍵をしめる
そしていつも通り荷物をあいつの部屋に向かって歩き始める
YG「……あれ」
いつもの所にいない
毎回毎回飽きないの?って思うぐらい
キッチンの小窓から覗いてきてるマリアの姿がない
まだ寝てんのか?
まぁいいや
ガチャッ……
ガチャガチャ…
YG「……………………ジ、エンド俺」
ついに鍵を閉められた
ビクともしない玄関のドア
もしかしてなんかに引っかかってるのかも?って思って
結構強く引っ張ったけど違った
普通に鍵かかってる
…絶対たらこパスタヘアのせいだ
そして急上昇1位を獲得したあの動画のせいだ
終わったじゃん…
最悪じゃん…
でもそりゃそうか
こんないい大人の男がピンクの髪の毛で街を出歩いてみろ
大笑い者だ
俺だったら近寄らん
と、言うことはあいつは近寄らんどころか逃げていくだろう
YG「……泣きそうなんだけどさ」
TH『えっ!?アッ……どうしたの…?(小声)』
心の拠り所を探して
俺はテヒョンに通話をかけた
YG「鍵閉められた」
TH『彼女さんに…?(小声)』
YG「いや違うからあいつは彼女じゃないから」
TH『あ、そっか』
…なんでそういうところだけはっきり言うかな
YG「どうしよう。いつも俺を覗いてきてるキッチンの小窓にもいないし…」
TH『うん…(小声)』
YG「鍵閉められるなんて初めてなんだけどさ…」
TH『…うん……(小声)』
YG「終わったよな、これ」
TH『………アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!』
YG「!?!?!?」
突然の大絶叫
耳がぶっ壊れるかと思った
音が割れまくってる
YG「なんだ!?どうした!?」
TH『…………………嘘だ。とんだんだけど』
YG「…飛んだ?なにが」
TH『………ごめん、僕ちょっと泣いてくる』
YG「はぁ?泣きたいのはこっちの…」
ブツッ
切りやがった
…そうか、皆泣きたいんだ
泣きたいのは俺一人だけじゃない
そう思ったらなんだか気分が軽くなった
人生そんなもんだ
幸せと不幸せは交互にやってくる
そういうもんだ
YG「……またな」
俺はマリアの部屋の玄関を見つめた
YG「……買い物行こうk……」
マリア「あたしも行く!!!」
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唐辛子マン(プロフ) - イカレさしたった (2020年1月27日 18時) (レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - konoeさん» 本当ですか!?ありがたや…これからも末永くよろしくお願いいたします!!!! (2020年1月20日 1時) (レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
konoe(プロフ) - はじめまして。今まで読んだ作品中、1、2を争って面白いです!抜群!ありがとうございます。 (2020年1月19日 14時) (レス) id: fc382f7f30 (このIDを非表示/違反報告)
はま(プロフ) - そな。さん» なんなら酒飲まないと書かないまである。伝わってよかったwww (2020年1月19日 7時) (レス) id: 033aa0ce0a (このIDを非表示/違反報告)
そな。(プロフ) - あら唐辛子マンさんお酒飲まれるんですか!? ダーティワークちゃんと伝わりましたよ!へへへへへへ← (2020年1月19日 3時) (レス) id: 0ef8f55913 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唐辛子マン | 作成日時:2020年1月9日 20時