今彼ユンギ先生

# 9 ページ9

.







時間が止まったかのように

私の頭が真っ白になり 、呼吸をしてることさえも

よくわからないくらい 。










「 俺が赴任してきた時に 、この学校のことや

生徒のことを1番最初に教えてくれて

最初は良い奴なんだろうなって思ったんだけど、 」








「 .... うん 」








「 日に日に 、距離が近くなってボディータッチ

なんて毎回されて 。 まぁ 、しまいには

腕時計お揃いにしてきた時は気持ちわりぃと思ったけどな 」







.






ユンギくんの口から発せられるのは真実で

その現実を 、受け止めなきゃいけないのに


まだ一向にこの話しに頭はついていかれない









「 まぁ 、俺は最初っからユナ先生になんて

恋愛感情なんてねぇし告白されても

答えは秒で決まったし 。 」








「 そっか 。」








「 別にAが不安になることなんて

もうなんもねぇから 、安心しろ 。


ユナ先生には大切にしたいやついるんでって

断ったらそれっきりベタベタしてこねぇし 」







.





一気に肩の荷が降りたっていうのは

まさにこれ 。



今まで心に引っかかってものがとれ

スッキリした








「 ごめんな 、こんなこと1人で抱え込ませちまって 」








「 ううん 。 教えてくれてありがとね 。

スッキリした !! 」







「 またなんかあったら 、絶対言えよ 」












確かにあれからユナ先生がユンギくんに

くっついてベタベタする所はみてないし 、


不安になるような事が減ってよかった ー







.

# 10→←# 8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す