【HQ】菅原君、止めて下さい。

菅原君、その5分後 ページ18

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「七瀬さん、せっかくだし一緒に帰るべ！」

「ッ……うん！」


一緒に帰るとか、いかにもカレカノって感じでちょっと恥ずかしいな。嬉しいけど。

ガラッと教室の戸を開ける。




「オレンジ君！何でここに？」

「っていうか……地味にバレー部全員いるじゃん」

「あっ本当だ」


廊下にしゃがみ込んで……怪しすぎるな。
というか清水さんまでいるし！！


「……だーいーちー？？」

「わ、悪かったって！これはほんの出来心なんだよ！！
部活終わってすぐに走ってどこか行ったから気になって……でもまさか告白だとは……」


ボッと顔が赤くなる私達。



「澤村君。……どこから見てた？」

「今日はごめんな、くらいから」

「割と序盤んんん！」

「あっ菅原さんとナナセ先輩！おめでとうございます！」

「止めてオレンジ君今そんな事言う雰囲気じゃなかったじゃん」


オレンジ君を始めとし、それから祝福の言葉が飛び交った。

もう恥ずかし過ぎて倒れそうだ。




「A先輩」

「……月島」

「菅原さんとどうぞ末永くお幸せに。せいぜい化けの皮が剥がれないよう頑張って下さい」

「化けの皮って！てかニヤニヤすんな！」



「ツッキー……」


そして月島が私の事を本当はどう思っていたか、それを知るのはまだまだ後の話。





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