菅原君、13 ページ14
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「昨日、バレー部に来てもらっただろ?
その時に七瀬さん……月島と仲良さそうだったから、月島に嫉妬したんだ。
ダサいよなぁ、俺。さすがに自分でも呆れた。
どんだけ器小さいんだって思った」
菅原君は困ったように笑った後、一変させるように真面目な顔になった。
「ズルいと思われるかもしれないけど、言う。
……俺、やっと気づけた。
何で自分が七瀬さんに必要以上に話しかけるのかも。ついイジリたくなるのかも。……他の男子と仲良さげにしてるの見ると、イライラするのかも。
好きなんだ、七瀬さんの事」
【唐突に告白してくるの、止めて下さい。】
「……ッ、ふざけないでッ!」
私の叫び声が、教室に響く。
向かいに立っている彼は目を丸くしていたけど、気になりもしなかった。
今私の胸の中で沸々と込み上げてくるもの。
それは間違いなく怒りという感情。
たった1度叫んだだけでそれは収まる代物では無くて、私は彼に詰め寄り胸ぐらを掴んだ。
身長は私の方が低いので、ただ顔と顔の距離が近づいただけだったけど明らかに菅原君は動揺していた。
そりゃ、そうだろう。
告白した相手に胸ぐらを掴まれるなんて体験、して驚かない方がおかしい。
でも生憎だが、これでも私の怒りは収まらない。
「ッホント……ふざけないでよ……」
私だって、言いたい事言ってやる。
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マカロン(プロフ) - 千尋さん» ありがとうございます!この小説もいよいよ終盤に差し掛かっていますが、可愛いスガさんは安定の予定です。 (2018年3月25日 21時) (レス) id: cde88332f9 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - スガさんかわゆい(*´ч`*)これからもかわいいスガさんを楽しみにしてます!これからも頑張ってくださいヾ(゚▽゚*)>フレー!!フレー!!<(*゚▽゚)ツ (2018年3月25日 21時) (レス) id: 0733cf80bf (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - チアニートさん» 楽しんでもらえているのなら良かったです(o^^o)更新頑張りますね!コメントありがとうございます。 (2018年3月16日 23時) (レス) id: cde88332f9 (このIDを非表示/違反報告)
チアニート - 凄く楽しく読ませていただいてきます!!スガさん好きなので嬉しいです!!これからも更新頑張って下さい!! (2018年3月16日 21時) (レス) id: c16991c6b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロン | 作成日時:2018年3月14日 20時