【HQ】菅原君、止めて下さい。

菅原君、1 ページ2

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授業中、黒板に書かれている授業内容をノートに写していた時の事。



「七瀬さん七瀬さん」

「んー？……っふ、ふふっ……！」



小声で呼ばれ、何事かと思えばいきなり、菅原君が変顔してきた。

しかも結構ガチめなやつ。爽やかないつもの彼は一体どこへ行ってしまったのか。


でも七瀬、ここで笑ったらダメよ。
こんな静かな空間の中で1人で笑いだすのは流石にまずい。

なので口を手で覆って必死に耐える。




「おっ、耐えた。じゃあこれならどうだっ」


我慢がまんガマン……！！



「ッ、ぶっ、っはははははッ！！！」

……結論から言おう。無理。





【授業中に突然変顔してくるの、止めて下さい。】





「七瀬」

「……はい」

「あとで職員室来いな」

「……ハイ」



この時、菅原君は終始こちらをニヤニヤ笑いながら見ていた。

私の中での菅原君のイメージが180度変わった瞬間である。





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